◆極限文明世界◆



ここは発達した科学技術により、思い描いたことが何もかもできるようになった遠い未来世界。(西暦3001年の地球)
人々は日々、何をして過ごしているのか?
どんな街が造られているのか?
少し、覗いてみよう。

          

何もかもできるようになったことにより、人々は一切何もしなくてよくなった。
働く必要なし、動く必要なし、食べる必要なし…
重力を考慮する必要もない。
地上、空中、上下左右、地中、大気中、宇宙…
何も関係なく、容易くどこにでも建造物を配置することができる。
永遠に生きることができる。どんな姿にもなれる。
一瞬にして何もかも行える…どこへでも行ける…。
お金は存在しない。法律もない。争う理由がない。自由、そのもの…。
人々は便利で快適な生活ができるよう、そしてより幸福な人生を歩めるよう、精力を尽くしてきた。
そしてついにこのような最高レベルの夢の(理想の)世界を作り上げた。
人が生きる意味とは何か?もはやわからなくなってくる。


- 現実世界にあるもの -



極楽ホール

極楽世界の入口。
「極楽世界」とは、最高の快感を得ることができる空間。
ただそこへ行けば、この上なく幸せになれる。
そこは人類の終着点。
真っ白な純白の世界。
ふわふわ浮かびながら飛び回る。
肉体から魂が抜け出て、心が温まり、苦しみ、悲しみ、哀れみ、悪意が除去される。
嫌な記憶は封印され、良い記憶のみが引き出される。
疲れも眠気も空腹も感じない…
死という概念がなければ時間の概念もない…
思い描いたことが何もかも形となる。
純白の花が咲いていき、夢が咲き、希望が咲き、愛が咲く……
極楽世界、1度ここに足を踏み入れたからにはもう出たくはなくなる。
現実世界は面倒極まりない世界。数百年前なんて“地獄”そのもの。そう思えて止まなくなるに違いない。
人々は極楽世界へと引き付けられていき、次々と消えていく…。
家に住み、物を食べ、出歩いて…といった人々が長年続けてきた行い(伝統的生活)を守るために、
そのような生活ができる世界も「現実世界」として残されている。
現実世界と極楽世界。どちらの世界で生きるかは、個人の自由。



建物

長年人々が造り続けてきた「建物」。
従来通りの「地面に乗っており、動かないようになっている建物」以外にも
空中に浮く建物「スカイビル」、動く建物「モーションビル」、
飛び回る建物「フライングビル」、上下反転した建物「反転ビル」などがあちこちに存在している。
今の現代人から見ると物凄い世界。

どこへも行かずに何もかもやれてしまうこの世界。
店も会社も学校も役所も必要なし。
だが必要ないからといって全てなくしてしまったら、何もない世界になってしまう。
そんなで形は残している。
必要なし、コスト0で一瞬で配置、消去可能…
この時代の「街」とは、単なる「芸術作品」である。



住宅団「空の基地」

カプセル住宅の住宅団(住宅街)。
異次元住宅…空中邸宅…騙し住宅…
この時代には様々な住宅が存在する。
その中でも主流となっているのはこのような「カプセル住宅」。
自由自在に飛び回り、いつでもどこへでも引っ越しできる。
自宅にいながら遊覧飛行なんかも楽しめる。
世界旅行も容易。宇宙へも行ってしまえる。



レストラン街「グルメパラダイス」

日本料理、中華料理、フランス料理、インド料理、偽料理、幻影料理、感情料理、
ダイエット料理、物料理、大地料理、モンキー星料理、スイーツ星料理…
ここには様々なレストランが縦横無尽に集まっている。
さらに一般人の手により、別のレストランを呼び出してレストランの編成を変えることもできる。
呼び出せるレストランの数は数百に及ぶ。
この時代の料理は大きく分けて「地球伝統料理」、「文明料理」、「異星料理」の3つのカテゴリーに分類される。
文明料理店、異星料理店では今現代では考えられないような料理の数々を食すことができる。



MAXデパート「ショッピングランド」

何でも売っている大型店。
5つの棟からなり、各棟にはそれぞれ食品、文明道具、衣料品、娯楽品、薬品の販売コーナーが入居している。



未来町ターミナルパーク

飛行能力取得薬、フライングカー、カプセル住宅、ワープマシンなどの普及により、この世から“車道”が消え、“鉄道”も消えた。
交通設備がなくなると、各地で街の中心(玄関口)となる場所も曖昧になっていった。
そこで街の中心地であることを示すための場所が作られていった。
それがこの「ターミナルパーク」と命名された広場。
ここは街の中心地。ワープスポット。
ターミナルパークは、かつて鉄道路線の駅のあった場所に作られているケースが多い。



小さな都市「コンパクトシティ」

通常の100分1程の大きさの街。
よくできたミニチュアかと思いきや、そうではない。
小さな人が行き交っている。
ここで暮らしているのは小人ではなく、通常の人間として生まれた人々。
小さくなって住んでいる。
ここは人口調整、省エネ化のために2400年頃から作られていった「スモールワールド」の1つ。

人は死なない。人工的に生み出せる。誰もが安産。100歳代の人でも1000歳代の人でも産める。
そんなで人口は減ることがなく、ただただ凄まじい勢いで増加していく一方。
世界は人で埋め尽くされてしまう。
そこで人工大陸が作られたり、人を小さくしてスモールワールドに住まわせたり、惑星移住を推進したりしてきた。
それにより何とかなったが、
「原寸大の大きさの世界で、かつて人々が働き、暮らし、行き交い、生きてきた地で、生きること、伝統を守ることをしたい」と思う、
そういう心を持つ人が、多くいた。
そういう人々の不満を解消するため、そこでさらに、リアルレイヤーと呼ばれるこの世のコピーである別世界までも作られた。
原寸大の大きさで暮らす人々の人口が飽和状態に達するたびに、新たなリアルレイヤーが作られる。永遠とその繰り返し。
全てのリアルレイヤーは同じ場所に重なり合っており、全て「オン」にした状態にすると、凄まじいことになる。
なので別のリアルレイヤーにいる人と交流したりする場合、一部のレイヤーを局所的にオンにするのが基本。
こういった方法で人口調整がされている。
人が増えれば増えるほど、人が多くなる。
人が多ければ多いほど、住宅が増える。建物が増える。街が拡大する。
人が生まれれば生まれるほど、有能な人材が生まれることも多くなる。
科学が発達し、世界は高い水準の理想郷になっていく。
有能な人材は死ななければ大きな功績を上げ続ける。
そんなで人口増加、長寿化を促進させるようにしてきた。
だがもう何も必要としない。何も望まない。この世が最高水準に達したからだ。
だが人は増える。増え続ける……
文明の発達を促進させた大きな要因としては、「小人研究者の功績」、「出産簡易化による人口増加」、
「人間超寿命化などによる個人の記憶長期保持」、「地球外文明惑星からの科学技術伝来」、
「別宇宙からの奇怪物質輸入」、そして「未来世界からの科学技術伝来」などが挙げられる。



気晴らし商店街「ハッピーモール」

20件の店が軒を連ねる商店街。
生産、消費によるコスト0となり、全て無料でお金は不要の時代となったので「銀行」は必要ない…
カタログを見て瞬時に家を購入・破棄を繰り返せるので「不動産屋」も必要ない…
「容姿整えマシン」により、髪型含む容姿を自在に変えられるので「美容院」も必要ない…
「脳感知システム」を使用すれば欲しい商品が連想するだけで目の前に表れるので、そもそも商品を売る類の店は全般的に必要ない…
食料も同様なので、スーパーも飲食店も不要…
そもそも「飲食不要薬」を体内に取り込むことにより、
空腹を感じることもなく一生涯何も食べずに生き続けることができる身体になることができるので、
食料自体、必要不可欠なものではない、即ち不要…
全て不要…
店の存在意義のない時代。
だがあえてこういった商店街を形作っている施設がある。
何となく、訪れてみると楽しいかもしれない。そんな場所。



ゆとり団「ゆとりの花」

「ゆとり」とは、極楽の楽園とされる空間。
入ってみると不思議不思議。
五感を刺激され、魔法にかけられたかのように凄く良い気分になる。
本施設はゆとりの集合体。
花のゆとり、水のゆとり、草のゆとり…
宇宙のゆとり、無のゆとり、母胎のゆとり…
などなど、様々なゆとり空間が存在する。
人々は好みの空間へ行き、極楽を感じて安らいでいる。

何でもできるようになり、働く必要がなくなってきた人類は、暇を持て余すようになり、遊んでばかりになった。
人々は娯楽の人生・趣味に生きる人生を歩むようになり、「娯楽文化」が形作られた。
ゆとりはそんな中で生まれた娯楽施設の代表格。
気持ちの良い場所へ行き、まったりとして何もせずに暇を潰す「無駄時間」という娯楽が流行ったことがゆとり誕生のきっかけ。
ゆとりはもともとは無駄時間をやるために作られた施設であった。
ゆとりの最上級のものが極楽世界と言えよう。



異星人用ゆとり団「故郷の安らぎ」

ブルーマリン星人のゆとり、魚星人のゆとり、鳥之星人のゆとり、モンキー星人のゆとり、恐竜星人のゆとり、緑星人のゆとり…etc.
宇宙各地の文明惑星の環境を再現したゆとり集合体。
各ゆとりは地元の惑星人にとって、故郷を感じられ落ち着ける空間。
故郷の安らぎ、温もり、優しさ、癒し…存分に感じとれる。
極上のゆとり。
一応地球人も利用可能。
“地元を模したゆとりでないと入場してはいけない”というような決まりもない。
安らげるかどうかわからないが、安らぐことを精一杯試みてみよう。
異星人の気持ちを感じられるかもしれない。
現実上に見えているゆとりは10個だが、一般人の手により、別のゆとりを呼び出してゆとりの編成を変えることもできる。
呼び出せるゆとりの数は数百に及ぶ。



空中の森

人が増え続けたことにより、あらゆる場所が宅地化された。
世界中のほとんどの土地が街に。
新たな都市が出現し続けた。
農村地帯(田畑)は必要意義がないので全て消え去り、街へと変わっていった。
森林地帯などもあちこち潰され、開拓されていった。
だがあえて残している場所も点在している。
緑を見なければ人は安らぎを感じられない。
ここは街中の空に人工的に作られた森。
言わばここは一種の「安らぎの場」。



宇宙センター

ここでは宇宙散歩、惑星移住、惑星開拓などに関することの情報提供やサポートを行っている。
係員は全員人工知的生物(今で言うロボット)。ここに限らず係員なるものは基本どこでもロボット。
そもそもこの時代では仕事を純粋な人間がしているケースはほぼない。

人間が乗車しても平気、タイムスリップもしない「光速移動ロケット」、瞬時に宇宙の果てまでも行ける「ワープマシン」、
人を巨大化して宇宙の大きさの感覚を狭くし、短時間で宇宙のあちこちを行き来し回れる「巨大化宇宙移動法」などが発明・確立されたことにより、
誰しも一瞬にして宇宙のどこへでも自由気ままに行けるようになり、地球人の行動範囲は宇宙全体に広がった。
旅行・観光の際に人気の高い惑星はダイヤモンド星、クリスタル星、魚星などとなっている。



タイムマシンセンター

ここでは時間旅行、過去調査、通常タイムスリップなどに関することの情報提供やサポートを行っている。
タイムスリップするのにはいくつか規制がある。
時間旅行・時間観光の際に人気の高いコースはジュラ紀の恐竜見物、古代エジプトのピラミッド建設見物、
コロンブスの大西洋航海同行ツアーなどとなっている。

2220年に未来のみならず、過去へも行くことができるタイムマシンが発明された。
それにより、未来・過去の行き来が可能になって現在に帰って来れるようになり、
後に安全性も確保され、2250年には「時間旅行」が旅行の主流となった。



容姿変えセンター

ここでは自分の容姿を自由自在に変えることができる。
老若男女、人種、生物、空想の域を越え、何にでもなれる。
変わる前に、現在の姿のバックアップが取られるので、戻りたくなれば戻れる。
よく選択される人気な容姿は東洋人女性、擬人化猫、パール星人などとなっている。

2500年代、容姿変え技術が普及したことにより、容姿では年齢、性別、人種の判断が難しくなった。
そのうち動物にもなれるようになり、人間と動物が共同で地球上を支配するような世界となっていった。



動物センター

ここでは動物を知的生物化したり、擬人化したり、複数の動物を組み合わせて複合動物を作ることなどができる。
理想の生物創造をするにあたっての解説なども行っている。

主な複合動物の作り方

竜=魚+蛇
ドラゴン=恐竜+鳥
ペガサス=馬+鳥
天使=人+鳥
人魚=人+魚

全ての生物を組み合わせると「神獣」と呼ばれる神に近い存在とされる生物が誕生する。



総合行政機関「日の丸」

自由の世だが、一応まだルールがある。
「地球上を最大の活動拠点とする」こと、「生まれて育った本来の自分の姿のデータを残す」ことなど。
ここではそういったルールを管理している。
地域デザイン(今で言う街づくり)もここで行っている。
複雑な仕組みはない。何も必要としない。
…公共施設も基本、ほぼ何も必要ない時代。
「知力向上薬」を身体に取り込むことにより、学ばすとも一瞬にして膨大な量の知識を脳に植え付けることができるので、学校は不要…
「生涯健康薬」を体内に取り込むことにより、一生涯病気になることのない身体になることができるので、病院も不要…
薬を取り込むことをせず、万一病気や怪我をしたりしたとしても、「治癒マシン」で何でも瞬時に直すことができる…
電気も水もガスも異次元空間から無限に出てくるので、発電所も水道局も不要…



食品タワー工場

ここでは果物、野菜、肉、加工食品、料理などなどあらゆる食物を一瞬にして生産・出荷している。

2200年頃、あらゆる食料の画期的な人工生産・コピー生産技術が確立し、田畑も世界から消え去った。
田畑はこの世界の陸上の土地のうちのかなりの面積を占めていた。
そんな田畑が消滅(空き地化)したことにより、この世界は広大な空き地ばかりが広がる世界となった。
世界中に大きなフロンティアが出現したと言えよう。
車道が不要となった2080年頃よりも壮大な、変わり目がやってきた。
農地から変わった空き地を開拓していく「農地開拓時代」の幕開け。
最初はなかなか空き地を使い切ることはできず、やたらと広い公園となったり、放置されてそのまま荒野となったりする例も多かった。
だが人口増加が加速すると、ほぼ漏れなく市街化された。



総合動物園「ワンダフル動物園」

ありとあらゆる生物のいる動物園。
通常の地球上の動物のほか、地球外生命惑星に見られる動物「宇宙動物」や、複合動物、
改良動物、別宇宙に存在する生物らしきものなどを見物することができる。



小人の楽園「スモールシティ」

この直径100mの容器の中には、100万人の「小人」が住んでいる。
小人達は、その中の世界で優雅に暮らしている。
美しきユートピアのようだ。
小人以外の人も、小さくなれば誰でもその世界を覗き見ることができる。
この時代、小さくなることなど簡単。
今や人は小さくなれるし、小人も大きくなれる。
区別しにくい状況にはなったが、いまだDNAなどにより区別される。

小人は、ここまで文明を発達させる上で、大きな貢献をした。
今も生きる人工人種。
小人は素晴らしい生き物。
何せ小さいので、食費が少量で済み、電気などの消費も少ない。
あらゆるエネルギーの消費が少ないので、思う存分繁殖させられた。
小人も通常の人間に匹敵するほどの頭脳を持ち、心を持つので、通常の人間同様に何でもできる。何でもさせられる。
奴隷としてしつけ、研究させ続けたりした…
外の人間の好きかってにされてしまい、しんどかったかもしれない。
だが人類を発展させるためにはそのことには目を瞑る必要があった。
結果的に人類世界を理想郷にすることができたわけだ。
良かったのだと思おう。
繁殖しても支障ない、奴隷や実験台にできる。
少しの材料で色々なものを作り出せる。
細かい作業も彼らなら簡単にやってのける。
機械を小型軽量化する上でも彼らの存在は欠かせない。
医療の面でも大貢献。
人体に入り込んで治療をやってのける。
彼らがいれば体にメスを入れる必要はない。
そんな存在であった。

21~22世紀頃、人工生物創生所にて密かに様々な生物が作られていっていた。
異種どうしの交配によるハイブリッド生物…特定の能力を劇的に発達させた生物…etc.
先端技術を取り入れ、実験を繰り返していた。
そんな中で、この小人も作られた。
あえて身長を伸ばさないようにする処置をして低身長の成人を作り、その子供も同様の処置を…という流れを繰り返すことで、しだいに小さくなった。
頭のサイズを大きくし、脳化指数を通常の人間の2倍とし、超人的頭脳を持つ小人を生み出すことにも成功した。
小型化した生物は色々と扱いやすかった。
「小人」は人工生物の傑作と言える。
その他の傑作はというと、凄まじい知力を持つクジラと人間のハイブリッド「クジラ人」、
凄まじい身体能力を持つライオンと人間の知的ハイブリッド「ライオン人」、
体調10m脳の重量5t(身体の9割が脳)の動けない超知的怪物「知力獣」などが挙げられる。
そのうち時代とともに一瞬にしてハイブリッド等が可能となり、人工生物創生所は存在意義がなくなり、その役目を終えた。



微人の世界「マイクロシティ」

ここには小人よりも小さい「微人」と呼ばれる人工人種の人間が住んでいる。
その大きさは素粒子と大差ない。
最小限の小ささ。
そんなで肉眼で見ることはできない。
この直径50mの容器の中に、1億人の微人が住んでいるというから、驚き。

微人は粒子の世界を覗き見るために生み出された。
小さなものは未知なるもの。
光速移動、ワープ、タイムスリップ、美しい結びつき…
ミクロの世界では不思議なこと、奇妙なことが起こり続けている。
その世界を映像で撮らえて我々に見せること、粒子に触れて粒子と一体化すること、
粒子になりきって不思議な現象を身を持って実体験すること…などが微人達の主なミッションであり、役割であった。



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