◆ ポケットモンスターシリーズ 作品紹介 ◆
このシリーズの作品一覧とその詳細(紹介)。
1つ1つの作品に対し、長々とコメント。
2作目は1作目の続編という感じ。
3作目からはこのシリーズを末永く続かせる方針が固まり、
そこから作品にはっきりと「テーマ」が持たせられ、その作品の中で完結するストーリーに面白みがある。
7作目からはマンネリ打破するためか、これまでの固定概念を崩す革新的な試みがされ出している。
大半はマイナーチェンジ・リメイク。
海外版タイトルはどれも日本版と同じと言っていい。
ただ「ピカチュウ」だけは「イエロー」と日本版とは完全に異なるタイトル。
あと「ポケットモンスター」でなく、「ポケモン」な模様。
世代 | タイトル | グラフィック | BGM | 面白さ | ボリューム | 総合評価 | 難易度 | メーカー | ハード | ジャンル | 発売日 | 売上本数 | 海外版タイトル
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1 | ポケットモンスター 赤・緑・青 | ★★☆☆☆☆ | ★★★☆☆☆ | ★★★★☆☆ | ★★★★☆☆ | ★★★★☆☆ | 高い | 任天堂 | GB | RPG | 1996.02/27 | 1023万本 | Pokémon Red and Green and Blue
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2 | ポケットモンスター 金・銀 | ★★★☆☆☆ | ★★★★★☆ | ★★★★★☆ | ★★★★★★ | ★★★★★☆ | 高い | 任天堂 | GB | RPG | 1999.11/21 | 730万本 | Pokémon Gold and Silver
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3 | ポケットモンスター ルビー・サファイア | ★★★☆☆☆ | ★★★★★☆ | ★★★★☆☆ | ★★★★★☆ | ★★★★★☆ | 高い | 任天堂 | GBA | RPG | 2003.11/21 | 544万本 | Pokémon Ruby and Sapphire
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4 | ポケットモンスター ダイヤモンド・パール | ★★★☆☆☆ | ★★★★★☆ | ★★★★☆☆ | ★★★★★☆ | ★★★★★☆ | 高い | 任天堂 | NDS | RPG | 2006.09/28 | 587万本 | Pokémon Diamond and Pearl
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5 | ポケットモンスター ブラック・ホワイト | ★★★☆☆☆ | ★★★★★☆ | ★★★★☆☆ | ★★★★★☆ | ★★★★★☆ | 高い | 任天堂 | NDS | RPG | 2010.09/18 | 540万本 | Pokémon Black and White
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5 | ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2 | ★★★☆☆☆ | ★★★★★☆ | ★★★★☆☆ | ★★★★★★ | ★★★★★☆ | 高い | 任天堂 | NDS | RPG | 2012.06/23 | 304万本 | Pokémon Black 2 and White 2
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6 | ポケットモンスター X・Y | ★★★☆☆☆ | ★★★★☆☆ | ★★★★☆☆ | ★★★★★★ | ★★★★★☆ | 高い | 任天堂 | 3DS | RPG | 2013.10/12 | 443万本 | Pokémon X and Y
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7 | ポケットモンスター サン・ムーン | ★★★☆☆☆ | ★★★★★☆ | ★★★★☆☆ | ★★★★★☆ | ★★★★★☆ | 高い | 任天堂 | 3DS | RPG | 2016.11/18 | 377万本 | Pokémon Sun and Moon
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■ マイナーチェンジ・リメイク ■
| 世代 | タイトル | グラフィック再現度 | BGM再現度 | 追加要素 | 総合評価 | メーカー | ジャンル | ハード | 原作ハード | 発売日 | 売上本数 | 海外版タイトル
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1 | ポケットモンスター ピカチュウ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | 任天堂 | RPG | GB | GB | 1998.09/12 | 316万本 | Pokémon Yellow
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2 | ポケットモンスター クリスタル | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 任天堂 | RPG | GB | GB | 2000.12/14 | 187万本 | Pokémon Crystal
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3 | ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | 任天堂 | RPG | GBA | GB | 2004.01/29 | 318万本 | Pokémon FireRed and LeafGreen
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3 | ポケットモンスター エメラルド | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 任天堂 | RPG | GBA | GBA | 2004.09/16 | 219万本 | Pokémon Emerald
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4 | ポケットモンスター プラチナ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 任天堂 | RPG | NDS | NDS | 2008.09/13 | 260万本 | Pokémon Platinum
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4 | ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 任天堂 | RPG | NDS | GB | 2009.09/12 | 387万本 | Pokémon HeartGold and SoulSilver
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6 | ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 任天堂 | RPG | 3DS | GBA | 2014.11/21 | 311万本 | Pokémon Omega Ruby and Alpha Sapphire
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ポケットモンスター 赤・緑・青
グラフィック | : | ★★☆☆☆☆
| BGM | : | ★★★☆☆☆
| 面白さ | : | ★★★★☆☆
| ボリューム | : | ★★★★☆☆
| 総合評価 | : | ★★★★☆☆
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ハード | メーカー | ジャンル | 発売日 | 売上本数 | 難易度 | 海外版タイトル
| GB | 任天堂 | RPG | 1996.02/27 | 1023万本 | 高い | Pokémon Red and Green and Blue
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のちのシリーズへの土台的存在!
任天堂のRPG。
主人公自身が戦うのではなく、ポケットモンスターと呼ばれるモンスターを主人公が戦わせる。
レベルアップしたり技を覚えたりするのはモンスターだ。
ゲームボーイだからポケットモンスター?
このゲームの世界では人がモンスターを戦わせている。
モンスターどうしの戦いであり、モンスターの持ち主どうし(人と人どうし)の戦いでもある。
各地にいる8人のボスを倒すことで、ラスボスと戦うことができるようになり、ラスボスを倒すとエンディング。という感じ。
大まかな内容はそんなとこ。
8人のボスは各街にある「ジム」と呼ばれる施設内におり、「ジムリーダー」と呼ばれる。
倒すと倒した証であるバッジを入手できる。
「8人のボス(ジムリーダー)を倒し、8つのバッジを集めること」を目的として冒険する。
行く先々で悪の組織(ロケット団)が現れ、やつらとの戦いにも決着をつける。
このゲーム性などは「MOTHERを参考にした」とも言われている。
で8つのバッジを集めると戦うことができるラスボスは「チャンピオン」と呼ばれる。
チャンピオンは「ポケモンリーグ」と呼ばれる施設内にいる。
ラスボス(チャンピオン)に戦う寸前にジムリーダーより強い4人の強力ボス(四天王)を倒さなければならない。
チャンピオンに挑むのに至るまでの道のりは長くて険しいものなので…
エンディングまでやり終えた時の達成感は申し分ないもの。
最後は興奮することでしょう。
とわかりやすく言ってみた。
誰でも知ってますねw
このゲームの凄いとこはというと…
技、道具、モンスターの種類の多さ、データ量の多さにある。
何というか、パラメータや確率などがいろいろと細かく設定されていて、極めがいがある…。
収集や育成にいくらでも時間を費やすことができる。
エンディングで終わりにせず、そこからが本当の始まり…と見る人も多かったでしょう。
「売れた要因」はそこか。
そこだけ…いや、そうあと携帯ゲーム機なので、持ち歩けるし、手軽に育成作業ができること、通信ケーブルで通信対戦、交換ができること。
そういうとこも当時大きな注目点でしたね。
通信ケーブルで人と人をも繋いでいく。そういうようなことをコンセプトとしていた…みたいな話も。
あとモンスターのデザインの良さもありますね。確実に。
どのモンスターも進化前は弱々しい感じの外見だが、進化すると一転して必ず格好いい外見になりますよね。
真逆の2つの系統があって、幅広いので、男女問わず誰でも好みが見つかる?
とにかくストーリーのボリュームも申し分ないですが、育成や対戦が肝なRPG。
そんなとこ。
これはそんなに秀でたゲームというわけでもない。
でもこれがシリーズ化してかなりの作品に化けるわけです。
基本となるゲーム性を築いたのはこの作品。
かなりの素質を持った作品だったということを認識しておきたい。
爆発的に売れたこともあってか、次回作からが良い。
あ、あとほかに例を見ない物凄い要素があった。
わかる人にはわかるはず。
その要素とは…バグ。
改造コードなしで何でもできてしまいますかね。
レベルも一瞬でMAXレベルにでるし、好きなポケモンも好きなアイテムも一瞬で呼び出せる。壁抜けもできる。
そして没データが出まくって興奮もの。
バグだけで存分に遊べる。
奇跡でしょう。これ。たまたまこんなふうになるなんて信じられない。。
最強の要素ですが、これがその「売れた要因」なんかにはなっていないことでしょうw
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ポケットモンスター 金・銀
グラフィック | : | ★★★☆☆☆
| BGM | : | ★★★★★☆
| 面白さ | : | ★★★★★☆
| ボリューム | : | ★★★★★★
| 総合評価 | : | ★★★★★☆
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ハード | メーカー | ジャンル | 発売日 | 売上本数 | 難易度 | 海外版タイトル
| GB | 任天堂 | RPG | 1999.11/21 | 730万本 | 高い | Pokémon Gold and Silver
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ハードの能力をフル使用し、倍のスケールに!
ポケットモンスター赤緑の続編。
新たな舞台(ジョウト地方)を冒険する。
新たな街に新たなジムがあり、新たなジムリーダーを倒していき、新たな8つのバッジを集め、ポケモンリーグチャンピオンを目指す。
また例の悪の組織が行く先々で現れ、やつらとの戦いにも決着をつける。
前作赤緑の世界の3年後の世界。という設定。リアルでも前作発売からほんとに3年経っていたのでリアルに感じたもの。
マイナーチェンジ版みたいのがいくつも出ていながら、なかなか新作が出ませんでしたから…
今回、やっとこのシリーズの新しいもの、新らしい要素が存分に見れて…興奮ものであった。
「金銀というのが出る」と何かずっと言われていながら、なかなか発売せずw 3年以上も待たせたわけです…。
誰もがこの作品に多大なる期待を寄せていたと思いますが…
その期待を全く裏切らないくらいの良い出来栄えの作品となっている。
製作期間が長かっただけに申し分のない出来栄え。
いろいろなことがやれるようにもなっていて、当時は本当に、夢のようであった。
様々なアイデアが出され、できる限り採用した…みたいなそういう感じが伝わってくる…。
ストーリーで1番盛り上がるところはロケット団に占領されたラジオ塔を取り戻すため、やつらと戦いまくるあたりですね。
結構熱くなる!
もちろんチャンピオンと戦う時も燃える。
それで…エンディングで終わり。じゃないのが本作のポイント。
ストーリーそのものがまだまだある。
最初クチバシティ行くとか聞いた時は“まさか”と思ったもの。
ほんとにクチバシティに行けてしまう…。
マチスと戦える。。
さ、さすがにクチバシティの付近だけだろう…と思ったら、前作舞台のどこにでも(全域)行けてしまいますから…
“夢”を見ているかのようだった…。
「カントー」というワードはエンディング以前から何度も出てましたが、当時はそれ何?って感じだった。
前作ではカントーなんて地方の名前ほとんど出てきてなかったのでわからないでしょう…。わからなかったから感動に繋がったわけ。
本当、言葉では言い表せないようなほど衝撃的であった…。
これほど衝撃的だったゲームもそうそうない。
当時このゲームをプレイした人は、前作を相当やり込んでることでしょうから…誰もが衝撃を受けたはず。
前作と同じGBのゲームですよ。2つのゲームを1つのソフトに収めるようなこと、できるとは思わないでしょう。そういう意味でも衝撃的だったんです。
ちょっと手抜きっぽいとこも目につきますが、それは限界があるのでしかたない。
おそらく手抜きじゃないんです。容量の限界なんです。
限界に挑戦してるな…という感じがつくづくと感じられ、逆にそれがいい…
というか何というか…そこまでして前作舞台全域を収めてくれてありがたく思える…。その頑張りを認めたい…。
夢見るようなことをやってくれたこの作品は評価できる。
BGMも再現されているから本当、実感湧いて感動する。
戦闘曲まで前作のものになっている…。
そのままではなくて、全BGMがアレンジされているところがまた…凄い。努力したな…と感じる。
GBで同じGBの前作の曲をアレンジって…よくやったものです…。
同じハードなんだから簡単に使い回せるのに…。
でそっちの前作舞台でストーリーの第二章が展開されるわけですからね…。
そっちでも各地の前作のジムへ行き、バッジ集めを行う。
エンディングの時点で実はストーリーまだ半分。
エンディングまでの時点で申し分ないくらいのボリュームでしたから…普通、これで終わりだと思います…
が、ストーリーがまだこの倍、あるという…。恐ろしい。
まさかこれがその後の前作舞台を見れるゲームだなんて思いません。衝撃的すぎた。
あと3年後とあって時間が進んでるわけです。
いろいろ変化があってまた面白い。
ファンを引きつけるものがあった。
まさに期待を裏切らない作品。
クチバシティからスタートして意外な進み方をし、最後に行き着く場所がマサラタウン。
感情を揺さぶられる………。(正確にはふたご島か)
最後の最後には真のラスボスが待ち受けている。
前作に登場しているキャラは皆登場しています…。
こうなるとあの人物が出てきてほしい…という気持ちが芽生えてくる…。
それでほんとに出てきますから…文句なし。
真のラスボスとして…出てくる。前作主人公。
興奮もの。
手持ちポケモンはアニメに基づいている。
やつを倒してからの真のエンディングの流れがまたいい…。
ここまでやって、やっと終わり。
完璧な締め方。
改めて思ってみても、これは素晴らしい出来栄えの作品。
当時、この作品に惹きつけられた人の数は、計り知れない。
もともとこのシリーズ、そこまでヒットしなければ本作を集大成として終わりにしようとしてたんでしょうかね?
で本作の魅力はストーリーだけじゃない。
ポケモンの数も去ることながら、技、道具、BGMなんかも前作のをすべてを入れた上で、新しいものが十分な数加わってます。
まさに前作のすべてを詰め込んだ上で、新たな要素満載…という感じ…。
これなら誰もが満足いく…。
ハード変わってないのに…よくこんなに詰め込めたもの…。
前作は中身スカスカだったってこと??
不満が何もない…。便利要素、衝撃要素、リアル要素、様々…。面白くなったもの。
世界が広がり、さらにやり込めるようになった。
前作がヒットしたからこそ、気合い入れて作れたってのもあるだろうか?
育成はいくらでもやれますから…このゲームに数百時間を注ぎ込んだ人がよくいる…。
本作のセーブデータは儚くも、数年で確実に消えてしまうんですがね。。
あと今回の新舞台は前作舞台のすぐ左側の隣だったという設定にも驚いたもの。
前作のマップを見てみると、右隣に別地方があってもおかしくない感じになっている。
赤緑を製作中の時点ですでに次回作のことを考えていたんでしょう。
ポケモンリーグは共有で、その両側に2つの地方…と。
驚き。
まあこれほどのスケールのゲームですから、単品で終わらせるはずもない。
ちなみに筆者が1番最初に知った金銀の新ポケモンはホウオウ。
次点はヤドキングかデンリュウかドンファン。
最初ヤドキングとかネタかと思った。
そもそも金銀も。誰でも思いつきそうな感じだし…。
デンリュウはカイリューと何か関係あるモンスターだと思った。
あとパッケージがほんとに金色、銀色だったから驚いたもの。
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ポケットモンスター ルビー・サファイア
グラフィック | : | ★★★☆☆☆
| BGM | : | ★★★★★☆
| 面白さ | : | ★★★★☆☆
| ボリューム | : | ★★★★★☆
| 総合評価 | : | ★★★★★☆
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ハード | メーカー | ジャンル | 発売日 | 売上本数 | 難易度 | 海外版タイトル
| GBA | 任天堂 | RPG | 2003.11/21 | 544万本 | 高い | Pokémon Ruby and Sapphire
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面白みのあるストーリー!
ポケットモンスターの3作目。
今回は前作との繋がり…のようなものはほとんどない。
前作金銀はある意味完成された作品で、次回作のことをまったく考慮していなかった感じだったのでね…こうなったと。
ワカバタウン右の水上のジョウトとカントーの境目のあたりに水域が下へ通じているが岩で塞がってるところがあるのだが…
そこが通れて、そっちに新地方があってそこが次回作の舞台なんじゃないか?とか予想していたのだが…
その予想は見事に外れたw
あそこは3地方の境目!みたいなイメージではなかったのか…。
マップで見てみるとそっちはただ海になっているだけだし…違ったと。
それか…もしくはカントーとジョウトの上の山脈の向こうにもう1つ別地方があって旧作の地方と回遊できる…みたいな予想もしていた。
がその予想も外れた。残念。
繋がっているのはカントーとジョウトだけか。
今回の地方は遠く離れた地(ホウエン地方)。
いままでの地方との繋がりはなく、心機一転された感じ。
モンスターもお馴染みのは一部のみしか登場しない。
技や道具も新しいものが加わり、旧作からあったものがなくなってしまっていたりもする。
“?!コレどうなのか?”て思った人、多いのでは?
あと本当に残念だ…と思ったのは…
前作、前々作からポケモンを連れてこれない…ということ。
そうでさえなければ。。
前二作でポケモンの育成に膨大な時間を注ぎ込んだ人…本当に痛い。
無駄になってしまうわけだ…。
GBのソフトはいずれセーブデータ消えますが、GBAのは消えることはありません。
なのだから今作こそ前作のポケモン転送させられるようにするべきだったというのに。。
今作から努力値なんかの仕様が変わったので難しかったのかもしれない…。ステータスの変換とかが。。
作る予定なかった?3作目を作ってくれただけでまだあれか…
文句はこのくらいに。
“ゲームの基本的なこと”は前二作と何も変わらない。
8つのバッジを集め、ポケモンリーグチャンピオンを目指す。
その間、行く先々でまた悪の組織と遭遇し、やつらとの戦いにも決着をつける。
今回の悪の組織はロケット団ではない。そこ肝。
陸を作ったとされる伝説ポケモンと、海を作ったとされる伝説ポケモン。(グラードン・カイオーガ)
その2匹を2つの悪の組織(マグマ団・アクア団)がそれぞれ復活させようとしている。
やつらの手によって伝説ポケモンが復活させられ、世界が危機的状態になる場面は何度やっても興奮する。
危機感がやばい。感動もする。
その盛り上がり様。申し分ない。
前者の伝説ポケモンが復活するルビーバージョンの場合、太陽が地球に迫り来る…みたいな恐怖感があり、
後者の伝説ポケモンが復活するサファイアバージョンの場合、大洪水で世界が水没しそうになる。
サファイアの方がより危機感を強く感じる。
おすすめはサファイア。
壮大な陸と海の物語。
今回はストーリーが良い。
でエンディング後、また前作舞台に行けるんじゃ?と期待していたが…
それはなかった。残念。
あと何気に…密かに前作までのすべてのポケモン、技、道具のデータが入っていたわけです…。
そのことには、そのことには驚いた。
前作と通信できないので、“前作のものはないもの”にできますから、今回ないのはないものかと思っていた。
改造せずとも後に全部入手できるようになると…。
今回、残念だと感じた初代からのプレイヤーを感激させる、秘策をちゃんと仕組んであったわけ…w
よくこんな膨大な数のデータ、収まりきったもの…。
というか3DSのダウンロード版赤緑、今の新作と通信できるとか。。
無理ではなかったということか。。
そこで互換を切った理由は……バグで一瞬にしてやりたいことをやりたい放題にできてしまっていたから?か?
でもどうしたって改造で不正できてしまうし、結局は同じだというのに。
何やらかしたのか…
赤緑から連れてこれるとわかった今、今更ながら苛立ちを感じる…。
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ポケットモンスター ダイヤモンド・パール
グラフィック | : | ★★★☆☆☆
| BGM | : | ★★★★★☆
| 面白さ | : | ★★★★☆☆
| ボリューム | : | ★★★★★☆
| 総合評価 | : | ★★★★★☆
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ハード | メーカー | ジャンル | 発売日 | 売上本数 | 難易度 | 海外版タイトル
| NDS | 任天堂 | RPG | 2006.09/28 | 587万本 | 高い | Pokémon Diamond and Pearl
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また面白みのあるストーリー!
ポケットモンスターの4作目。
すっかりと宝石の名前に。。
ルビー・サファイア・エメラルドのあとはダイヤモンド・パールと…何か無難。
内容はどうなるのか検討つかないがw
とにかくパッケージの伝説ポケモンのデザインが素晴らしく、期待できた。
まずハードがDSになって3Dにできるようになり、マップのグラフィックなどが立体的になった。
でも何か3Dでもさほど違和感がないから凄い。
従来の感じで作ったものをそのまま立体化した感じだから?なのか…?
これに見慣れると、ルビーサファイアのグラフィックがペラペラで異様にしょぼく見えるw
あのグラフィックも当初はキレイに見えていたのに。。
あと時間帯により、朝昼夕夜と変化する仕様が復活。
夕方が何か新鮮だった。前々作の時も夕方になることはなかったので。。
昼夜でBGMまで変化する。手が込んでいて驚いた。
で今回も旧作とはまったく違う地(シンオウ地方)が舞台。
今回はどんな内容なのかというと…
まずテーマは「時間と空間」。
ゲームの基本的なことはいままでと何も変わらない。
8つのバッジを集め、ポケモンリーグチャンピオンを目指す。
その間、行く先々でまた悪の組織と遭遇し、やつらとの戦いにも決着をつける。
時間を作ったとされる伝説ポケモンと、空間を作ったとされる伝説ポケモン。(ディアルガ・パルキア)
そのどちらかを悪の組織(ギンガ団)が復活させようとしている。
やつらの手によって伝説ポケモンが復活させられ、世界が危機的状態になりかける場面は興奮する。
前者の伝説ポケモンが復活するダイヤモンドバージョン、
後者の伝説ポケモンが復活するパールバージョンともに世界が何か異空間に飲み込まれそうになる。
(時空の概念を乱すと異空間ができる)
壮大な時間と空間の物語。
壮大なストーリー。
でも興奮しますが…前作のあれと比較するとちょっと一押し足りないな…という感じ。
危機感強まる場所がやりのはしらだけなのが・・・
すぐ終息してしまうし。。
これで終わりか。前作は越えられなかった。てな感じ。
マイナーチェンジ版のはあっさり終息…ではなくなっていて良かった。
というかほとんど、テーマを前作の「陸と海」から「時間と空間」に置き換えただけです…。
なんとか置き換えられた…という感じ。
スケールアップした。
よくよく思ってみると無難。
ストーリーも無難。
時間を作り出したポケモン。空間を作り出したポケモン。のほかに記憶、感情、意志を作り出した3匹のポケモンも登場。
さらに、時間と空間を作り出したポケモン自体を作り出した神のポケモン。も登場。
この世はすべてポケモンによって作り出された…と…。
これ以上にスケールアップさせようがない…というくらいの壮大さになっていますw
これ以上どうしようもない。。次回作どうする?w
前作では陸・海・空と地球上の中で収まっていたわけです…
それが今作で時空・宇宙・神…と四次元になって宇宙規模になって…
物凄いことになった。
まあ様になっていて、申し分ない作品。
無難で結構なアイデアだったと思います。
ちなみに今回も前作までのすべてのポケモン、技、道具を収録した上で、新たなポケモン、新たな技、新たな道具が存分に加わっている。
そしてそれらは本作のみでだいたいコンプリートできるようになっている。
どれだけ数を増やせるのか?このあたりから心配になってきたw
過去3作+今作で…4作分のが全部入っているわけです…。
図鑑完成させるのも難しくなってくるし…。(最初から難しいが)
まあ、これならファンはがっかりしない。
それと今回は前作のポケモンを連れてくることが可能。
通信ケーブルもワイヤレスアダプタも使わずにやれる。
“前作から本作に連れてくる”ことはできる…ものの、逆はできない。。
終わった作品に連れていく必要性なんてない!と見て無理に前作に連れてけるようにはせず、逆はできない仕様にしてしまったのか…?
前々作のタイムカプセルはいろいろ引っかかって面倒だったとはいえ、いけたので…無理はなかったはず。
“1度連れてきたらもう戻せない”となると覚悟が必要でそう易々とは連れてこれない…。
筆者はGBAシリーズで育成した大事なポケモンは皆バグ技で増殖させた上で連れてきた。
GBAシリーズには成功率ほぼ100%の増殖バグがあったので助かった。
ちなみに連れてくる時は6匹ずつでないといけない上、面倒なゲームをやらないといけない…。
なぜこんな嫌らしい仕様にしてしまったか…?
連れてこれるようにしてくれただけいいですが。
あと今回、ハードがDSになりましたから…
Wi-Fiでいろいろとやれるようになり、面白くなった。
DSは周辺機不要でネットに繋がる。
世界中の人と通信、対戦が可能に。
クリスタルの頃だかにそのような話、聞きましたが、その時はよくわからなかった…。当時ネットの存在も知らなかったし。
本当にできるんだ…とやっと理解した。
でも少し何か、不満があった。
世界中の人と通信、対戦が確かにできますが…
リアルタイムで…ではない…。
特に対戦…
勝ち抜いたメンバーが記録され、その記憶された人のデータをダウンロードして戦うという仕様…
相手はオートですから…緊迫しない。
リアルタイムで見知らぬ人と対戦する…というようなこともできるでしょうが…
なぜこんな仕様にしてしまったのか…?
リアルタイムでやりたかった…。
もう少し何か改善できるでしょう?改善してほしい…とそう当時思っていた…。
それでも結構やり込んだ。
何気にこのシリーズで1番やり込んだ作品はこの4作目だったり。
このころはやり尽くすまでやるのが正しいと思っていたので…やり込んだ。
そんなこのころの時点でリアルタイムバトルがやれていたら…どれだけ楽しめたことか…
ところで「ダイヤモンドパール」というタイトルである意味がわからない。
ストーリーのキーとなるポケモン「時間の化身ディアルガ・空間の化身パルキア」のデザインのモチーフがそれぞれ「ダイヤモンド・パール」ですが。
そもそも「なぜデザインのモチーフがダイヤモンド・パール??」という感じ。
無難なダイヤモンドパールというタイトルにしたかった…またキラキラなパッケージにしたかった…ていうそれだけの理由か?おそらくそう。
強引なこじつけ…ネタがなくなってきた証。
ルビーサファイアはわりとしっくりくるタイトルだった。
陸の化身グラードン=ルビー 海の化身=サファイア
と見立てるのはおかしくない。うまく見立てられていて関心。
陸(火山)の色=赤。海の色=青。とするのはナチュラル。
赤と青は既出なのでルビーとサファイアに。
そしてルビーサファイアにしたことでで前作金銀と同様にパッケージをキラキラにできた…と。
名アイディアだったでしょう…
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ポケットモンスター ブラック・ホワイト
グラフィック | : | ★★★☆☆☆
| BGM | : | ★★★★★☆
| 面白さ | : | ★★★★☆☆
| ボリューム | : | ★★★★★☆
| 総合評価 | : | ★★★★★☆
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ハード | メーカー | ジャンル | 発売日 | 売上本数 | 難易度 | 海外版タイトル
| NDS | 任天堂 | RPG | 2010.09/18 | 540万本 | 高い | Pokémon Black and White
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ドット絵ゲームの最高水準!深いストーリー!
もう少しで発売する次世代ハードの発売を待たずして発売したポケットモンスターシリーズの5作目。
前作と同じハードなので、前作と似たような作品になってしまうのではないか?と心配した。
それとは別に、同じハードながらも前作よりパワーアップさせるため、何か凝ったことをして変化をつけたり…
ハードの性能をフル使用して何かできる限りのことをしたりしているかもしれない…
それで良い作品になっているかもしれない…と、若干期待もあった。
期待できるのかできないのか?どちらとも見てとれて何か微妙であった。。
このシリーズで前作とハードが同じ新作…というと、これまででは金銀のみ。
その金銀は同じハードながら前作の2倍以上?の大ボリュームで驚くべき作品であった。
金銀同様ハードの同じ今作も驚くべき凄い作品なのではないか?とその意味でも期待を感じる。
でも金銀の場合、前作の完成度がまだ低かったから…というのもあった。
…とにかくわからない。
ある意味期待できるしある意味期待できない…と。
あとブラックホワイトとかいうタイトル。。
凄くシンプルな色名に逆戻り。
赤緑の前にあったとしておかしくない。。
ハードが前作と同じな上、これですから…たいしたことない作品のような気がしてしまう。
でも意外に良いストーリーなのではないか?みたく思って期待したり…。
とにかくわからない。
そんなでプレイした。
その感想。
ストーリーのテーマ。RSは「陸と海」…DPは「時間と空間」…。
その次となる本作のテーマは何か?まだ何かネタはあるか?
想像つかない。
前作で宇宙規模になり、この上ない行き着くところまで行ってしまったわけだ。
現実返りするのか?しょぼくならないか?
そういった風にいろいろ思っていたが…
そんな本作のテーマは何だったかというと、「理想と真実」。
陸と海、時間と空間をすでにやってしまったので…
やはり、かなり考え込んで決めたテーマ…といった感じ。
これはどうなのか?
ネタ切れに伴い、しだいにテーマが何か深いものになっていく。
どんな盛り上がりを見せるのか?予測しにくい。
でどんなだったかというと…
間違ったこの世の中の制度を変え、真の理想の世を作ろうとしている集団との戦いの物語が展開される。
結局は人を騙して洗脳させ、世の中を支配しようとしている1人物の野望のようなものだった…という結末が。
巧みな言葉で人を騙し、うまいこと人の心を動かして人を操作させるプロ(集団のトップ)による世の中の支配計画…。
集団はやつにより都合よく操作されていただけ。
人を操作するために利用する目的で育成された人間の存在は特に衝撃的。
DPのようなもう一押し…という物足りなさはさほどない。
でも前作、前々作のように「1番盛り上がる場面」がバッジコンプリート前ではなく、そのあとの最後の最後なので、“あれ?”と思わせられる。
“1番盛り上がる場面を1番最後に持っていきたい”と思う気持ちはわかるが、本当にそうしてしまうとは強引かつ大胆。
最終的にはまずまず盛り上がって緊迫した展開にはなりますが、RSには及ばない…といったところ。
もうネタがあれだし…。
理想を持つことの良さを教えてくれる作品。
騙していたわけだが…
その事実が判明し、開示されてもなお、“正論だ”と強く思い、それが理想だと思い続ける人々も…。
いろいろと遠まわしに語られていたり、組み立てるものがあったりし…
少し子供には理解しにくい高度な内容のストーリーかもしれない。
世界の誕生、宇宙の誕生と来て、次はこの世界が今の制度となった詳しい経緯に迫りましたか…
よくよく思ってみると、どうか?無難か?
というか、理想と真実というのはほぼ同じ意味合い。
別の言葉にする意味があまりないように思える。
まあこのシリーズは2つのバージョンがあり、双方に対応する2匹の伝説ポケモンがおり、
その双方に対応する2つのテーマがある…というのが(RS以降の)決まり事。
無理にでも言葉を分けなければならない。
ブラックホワイトというタイトルである理由もよくわらない。
理想=ブラック・真実=ホワイトとしたのはなぜか?
それに関しては時間=ダイヤモンド・空間=パールのDPもよくわからなかったが。。
ちなみに…
間違ったこの世の中の制度を変えて本当の理想の世の中を作ろうとしている集団=プラズマ団
人を騙して洗脳させ、世の中を支配しようとしている1人物=巧みな言葉で人を騙し、うまいこと人の心を動かして人を操作させるプロ=ゲーチス
人を操作するために利用する目的で育成された人間=N
ゲームの基本的なことは、またこれまでと何も変わらない。
8つのバッジを集め、ポケモンリーグチャンピオンを目指す。
その間、行く先々でまた悪の組織(プラズマ団)と遭遇し、やつらとの戦いにも決着をつけると。
それがこのシリーズの形。
あとはストーリー以外のことに関して。
まずグラフィック。
前作とハードが同じなので、前作を上回るはずない…
なので前作とほぼ同じような雰囲気になるのか?
と思いきや、どことなく何か、前作とは違う。。
何か前作よりかグラフィックがキレイになっている!ように感じる。
その秘密は…角度にある。
前作よりか少し視点が下がり、より強く3D空間を行き来している感覚を感じられるようになった。
気づいていない人、いるかもしれない。
あと前作では屋内のグラフィックが一部ドット絵であったが…
今作では屋内も完全に3Dになっている。
少し改善を加えてよりリアルになるようにした…という感じ。
前作と同じになってしまってはあれですから。
本作のグラフィックに見慣れると、前作のグラフィックがやけにしょぼく見え、驚く。。
角度だけなのだが一応、それくらいの差があるわけです。
「ハードが同じでも、技術力で進歩させられるものなんだ」とつくづく感じさせられる。
良いです!こういうの。
地上からのリアル目線に近いくらいの極端に低い視点になったり、極端に離れた視点になったり、
斜め視点になったり、視点に壮大な動きがあったり、曲線移動できてそれに合わせて視点が回ったりも…。
今回は3Dで作られたグラフィックをしっかりと活かしています。
本格的な3Dのゲームに限りなく近い…。
今作の肝は「カメラアングル」!
1番驚かされるのはそれ。
そんなものが肝だなんてやはり少し寂しい感じがしますが…何か味があって悪くない。
今回の舞台に設けられた4つの橋は“そのカメラアングルいじりの技術を活かすためのもの”といっても過言でない…。
というか、前作はせっかく3Dだというのにそれをあまり活かせていなかった。惜しいことに。。
そういった点も改善の余地があるな…と思っていた。
今回は、良くやってくれた。
ヒウンシティ、ポケモンセンターなどでもカメラアングルいじりの技術を最大限に活かしている。
今作ならではの場所。
今作は、何か非常に凝っている。
前作とハードが同じなので何か新しいことをして前作との差をつけよう!というようなそういった意気込みをやはり感じとれる。
吹き出しが出て、台詞が表示される新アイディアにも驚かされた。
BGMも凝っている。
昼夜でBGMが変化しなくなった代わりに、季節でBGMが変化する。(季節の概念ができた)
何かをすることで、BGMのパートが増えたりすることも。
まさしく新仕様。
3Dのゲームに限りなく近いわけだが、でもどちらかというとまだ2D。2Dに属するゲーム。
前作の時点ですでにそうだったが、3Dと2D(ドット絵)が融合している感じ。
本作では特にそれを強く感じとれるシーンが多い。
何とも言えない違和感が不思議で独特な感じ。
ドット絵が3Dモデルのような動きをしたりするのも特徴的。
そこに「拡大縮小」を応用してドットのグラフィックで3Dグラフィックのような迫力を出していたり、
本当の3Dグラフィック内にドット絵を溶け込ませていたりも。
本作はドット絵ゲームの最高水準だと思う。
努力してる。
時代とともに出ることのなくなったドット絵ゲームの集 大 成。
2Dという視点で見ると凄い。これはこれで凄い。
DPと同じになっていない。
前作から4年を経て、進歩しているんです。
ハードが同じなのに進歩している!だから凄い。
そして今回もまた新たなポケモン、新たな技、新たな道具が存分に加わっています。
前作までの全てのポケモン、技、道具も収録されている。
そしてそれらは本作のみでだいたいコンプリートできるようになっている。
まだ行けたか!?という感じ。本当に不思議。
過去4作+今作で、5作分のデータが全部入っているわけです。。
前作とハードが変わっていないのにこんなにも増やせているということは、前作は中身、スカスカだったということ??
まさかあれでもまだ余裕があったとは。
「限界」は果たしてどこにあるのか?
そのうち限界に達するはずなのだが。。
もうポケモン図鑑は完成させるのも困難では?当方完成を目指すことはしていないので何ともいえないが。。
まあこれならファンががっかりするようなことはない。
そう、特にポケモンは過去最高、151匹も加わっています。
で、過去に登場したポケモンがエンディングまでは一切登場しない。
これも初めてのことで、今作の独特な点。
新しい試みの一貫だろうか?
151匹も新ポケモンがいれば、新ポケモンだけで成り立つと。
何せ当初はその数で成り立っていた。
よくもこんなことをしてくれました、という感じ。
このシリーズ、半永久的に続かせていくわけでしょう?
新ポケモンをこうも一気増やしたら長続きさせられません。。
今後のこと、考えているのか?
これには不安にさせられる。。
今回もまた前作のポケモンを連れてくることが可能。
しかし前作、前々作同様、前作から本作に連れてくることは可能だが、逆は不可。。
終わった作品に連れていく必要性などない!と見て無理に前作に連れていけるようにはせず、また逆はできない仕様にしてしまったか。。?
同じハードなのだから、できないはずはない。。
同じDSシリーズとして、普通に通信し合えるのでないか?と期待していたが…そんなことはなかった。
本作は本作として想像以上に孤立した存在となっている感じ。
案外印象も前作とはずいぶん違った。
あとはWi-Fiに関して。
期待を寄せていましたが、今回こそは、何の不満もなしだった。
変わった仕様にはせず、リアルタイムで対戦・交換が可能になった。
Wi-Fiや赤外線通信をゲームをプレイ中、やりっぱなしにさせるようにしたことで、非常に面白味が増した。
“本当に”こういうことをやってくれるとは。。
素晴らしいコネクティビティ。
このシリーズの目指す最高の形がついに実現した!というような印象。
なぜ前作のころ、こうしていなかったのか?
できたはずだが。
ハードが前作と同じ…ブラックホワイトなんていう素っ気ないタイトル…なわけだが、
結論としては、本作は前作からいろいろと進歩していて良い作品であった!そちら。
意外とこういうケースは良かったりする。
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ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2
グラフィック | : | ★★★☆☆☆
| BGM | : | ★★★★★☆
| 面白さ | : | ★★★★☆☆
| ボリューム | : | ★★★★★★
| 総合評価 | : | ★★★★★☆
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ハード | メーカー | ジャンル | 発売日 | 売上本数 | 難易度 | 海外版タイトル
| NDS | 任天堂 | RPG | 2012.06/23 | 304万本 | 高い | Pokémon Black 2 and White 2
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ハードの能力をフル使用!
タイトルの通り、ポケットモンスターブラックホワイトの続編。
マイナーチェンジ版ではなく、完全新作です。
ポケットモンスターシリーズの新作かというとそうではなく、“ポケットモンスターブラックホワイト(BW)の”新作。
こんなものが出るとは驚き。。
BWのマイナーチェンジ版はない。
というか、これがこのシリーズで毎作出ていたマイナーチェンジ版にあたるもの…
それがマイナーチェンジ版ではなく、続編という。。何とも豪華。
これは嬉しい。
今回、新作が作れてしまうほどストーリーが深いものだったので、必然的にこうなった…という感じだろうか?
パッケージの伝説ポケモンは、前作のをまさにパワーアップさせた感じ。
2というのは1よりパワーアップした作品ですから、またうまく見合っている。
内容はというと…
今回はBWの世界の2年後の世界の同じ場所(イッシュ地方)が舞台。
本作が発売したのがBWが発売した2年後なので、本当に2年ぶりにまた来れた!かのような感覚が味わえ、良かった。
狙っていたのかもしれない。
“続編で前作舞台のその後の様子が見れる”的なもの、個人的にたまらない。
これには期待大だった。
まず…前作(DPではなく、BW)とは主人公が違う。
“主人公が違う”というだけで前作とは違ったストーリーになるな…と予測できる。
で主人公の住む町が前作にはなかった町で…前作にはなかった新しい町からスタートする。
最初は全く新しい(新世代の)作品を始めた!かのような感覚。
タウンマップを見ると驚き。
イッシュ地方のまさかの場所にいる。。
そこに町があることにするとは。。
いろいろと新たな施設ができていたりして高揚する。
ジムリーダーにも変化がある。結構衝撃的。
しばらくは新たな地を冒険し続ける。
4番目にたどり着く町がようやく前作でも行けた町…。
ここでも感激する。
これだけ新たな町が作られていて、その上前作の全部の場所へ行けるわけです…。(金銀を連想させる)
ここでようやく、本作が前作と同世代の続編なのだと本格的に実感させられる…。
左右対象なイッシュ地方がうまいことマップの下半分までも左右対象になる形になっている点がまた衝撃的…。
最初からこうするつもりだったのだろう…。
でないとこんな風にはできないですから。。
下半分の逆側(前作序盤)に位置する場所はスルーする形で、
うまいこと途中までオリジナルの場所で途中から同じみの場所…という流れになるようにできている。。
作品としてこれもまた、うまくやったもの…。
いろいろ変化している点があり…
前作と同じ舞台でも展開されるストーリーが全く違い…
町を巡る順番も違い…
前作をプレイした人なら非常に何か不思議な感覚を味わえ、面白い。
前作の登場人物もほぼ全て再登場するわけだが、慣れ親しんだ彼らの新たなセリフが聞ける、
新たな活躍が見れる…というのがまた何か夢のようであった。
具体的なストーリーの内容。
例の集団は集団のトップの者に騙され動かされていたわけだが(前作での内容)、それでもその騙されていた内容を良く思い、
それが理想だと思い、団員を脱会せずにいる者達との戦いが繰り広げられる。
やつらは伝説ポケモンを混合した最強ポケモンを利用し再び大きな危機を起こす。
それなりに盛り上がるが、最後は“…これで終わりか”くらいの感じだった。
例のパッケージのポケモンがストーリーの核となる形ができている。
金銀みたく最後の最後に前作主人公と戦えたりするのだろう…
感激の展開が待ってる…と思い、期待していたが、結局前作主人公の登場はなかった。
思い出リンクがあるのだから、それなりにリアルな以前の自分(主人公)を登場させることができたと思うが…
なぜ登場させなかったか?
エンディング後に最後に行ける町が前作の最初の町。これも金銀を連想させる。
前作でエンディング後に行ける町にエンディング前に行けたりも…。
常に新鮮味がある…。
チャンピオンが変わり、エンディングも変わり…
本当、手の込んだ作品。
過去のシリーズ作品の法則からしてマイナーチェンジ的な感覚で見てしまうので、尚更そう思える。
同じハード、同じ世代ながら、BGMにアレンジが施されていたりも。「新作感」がある…。
あれこれ衝撃感が凄い。
金銀のように、まさに前作の全てを詰め込んだ上で、新たな要素満載…という感じ。
ハードが変わっていないのに、よくもこんなに詰め込めたもの…。
前作の時点で(DPと比較してみて)そう思った(それ程の大ボリュームだった)というのに、さらに…これです。信じられない。
まだ…まだDSの容量には空きがあったということ。。
衝撃要素、リアル要素、様々…。
また面白くなったもの。
これをやってしまうと、前作が物足りなく感じるようになる。
前作とは何だったのだ…またそういう感じに。
総合的に見て、期待を裏切ることのない、なかなかの作品だった。
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ポケットモンスター X・Y
グラフィック | : | ★★★☆☆☆
| BGM | : | ★★★★☆☆
| 面白さ | : | ★★★★☆☆
| ボリューム | : | ★★★★★★
| 総合評価 | : | ★★★★★☆
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ハード | メーカー | ジャンル | 発売日 | 売上本数 | 難易度 | 海外版タイトル
| 3DS | 任天堂 | RPG | 2013.10/12 | 443万本 | 高い | Pokémon X and Y
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グラフィックが大進歩!
ポケットモンスターシリーズの6作目。
もうストーリーは予想できない。
XYというくらいですから、何かの謎に迫るまた深いストーリーなのか?
色でも宝石名でもないケースはピカチュウ以来。
唯一のそれはサービス的な作品(しかも海外版タイトルは色)だったが、本作は正当な本編ですからまた印象が違う。
宝石名の初作、クリスタルは原作金銀が色名にも見てとれる宝石名な上それと同類の作品として出たので
多少それまでと結び付くものがあったが、XYというのはこれまでのタイトルと結び付くものがない。そのため異質な印象。
パッケージのポケモンはXとYの形に見えるまた凄いデザイン。
テーマは何か?
予想できない。
プレイした感想。
まず凄いのが、衝撃的なのが、“グラフィック”。
すべてが3Dに。。
前作の時点ではキャラはドット絵で、まだ「2Dと3Dの融合」という感じでしたが…
ついに完全な3D。
まあようやくこのシリーズがDSを卒業し、ハードは3DS。
次こそ完全3Dか?と睨んではいた。
毎回しだいにグラフィックがリアルになっていっていたわけだ…
赤緑→白黒
金銀→カラーに!
ルビーサファイア→完全なカラーに!
ダイヤモンドパール→一部3Dに!
ブラックホワイト→一部2Dのままだが限りなく3Dに近づく!
そして
XY→完全3Dに!
だ。
これは読めた。
それでも衝撃。
そして前作でのカメラアングルをいじる技術を今回、さらに酷使していている。
キャラも3Dになったので、“堂々と”キャラの目の前にアングルを持っていき完全に地上のリアル目線の視点にしてしまったりもできるように…。
「ついにこれが実現した…」そういう感じ。
戦闘シーンも3D。
あらゆるものが3Dになっている。
これからこのシリーズ、こんなグラフィック?!と何かショックを受けた。
いや、3Dな分はいい。
何というか、この3Dは独特な3Dなんです。
その独特さが…何か、どうなのかという感じ。
この未完成な感じのグラフィック、何なのか?
黒い輪郭の線がとにかく気になる…。
なぜ線を残したか?
ただただリアル…と感じるものではなく、静止画だと3Dに見えにくく、どこかアニメのように見えるこういう独特のグラフィックにする…
それがこのシリーズのグラフィックの進むべき方向…みたく思ったのか?>作者
これは微妙。
せっかく3Dだというのに、なぜこのようにしてしまったか?
戦闘シーンも3Dとはいえ、据置ハードのもの(ポケモンスタジアムの類)と比較するとまだまだ。
まだ改善の余地のあるグラフィック…。
あと気になったのはBGM。
これまでの感じとかなり違っている。
特に戦闘曲には驚き。
旋律があまりない時点で手抜きのように思えてならない。
3DSの性能を試した感じなのか?どうなのか?
にしても前作にあったような凝ったBGMもなくなっている。
DPから恒例であった時間や時期によって変化するBGMまでもなし。
ともかく今回は「グラフィック」の方により力を入れている感じ。
これまでとは大きく印象の異なるグラフィックとBGMにより、これまでとは異なる何か独特な雰囲気が漂っているのがとにかく特徴的。
革命的な感じがある。
馴染むのには少し時間がかかるかもしれない。
6作目にして初めて、多少の馴染みにくさ(違和感)を感じさせられた。
3DSは思いのほかDSと違う?
ストーリーはというと…
“理想の世の中を作るために全てを消し去ろうとしている集団(今回の悪の組織)の目論見を打破する”というようなもの。
前作のストーリーと同様な路線。
ネタがないのでこうなる。
いろいろな行程があったりして、理解しにくい。
現実味がなく、何か感情移入もしにくい。
何というか、そんなことができるのならどんなストーリーにもできる…。
最後(1番盛り上がる場面は)意味がわかりにくく、“…こんなものか”という感じ。これまでと比較してみてみてもこんなもの。
どんなことでも持論を持っているのは構わない。
ただ自分らの思想を押し付け、その思想を良いと思わない人々を退けて自分かってに行動していくのは悪。
だから悪の組織は悪の組織になる。
RS、DP、BWの悪の組織に対しても総じて言えること。
謎解きのような要素はなかった。
XYというタイトルにした意味がよくわからない。
ダイヤモンドパールやブラックホワイトはパッケージから考えて決めたタイトルかと予想できるが、XYの場合それもない。
謎のタイトル。それが謎。
ゲームの基本的なことは、これまでと何も変わりない。
8つのバッジを集め、ポケモンリーグチャンピオンを目指す。
その間、行く先々でまた悪の組織(フレア団)と遭遇し、やつらとの戦いにも決着をつける。
まさしく、お馴染みの形。
人気シリーズとあって、悪くないRPGであることは確か。
巨人と彼のポケモンが再会…感動を誘うそのようなシーンが後にあるのだろう…エンディング後か?と予想していたが…
それを「殿堂入りとエンディングの間」に持ってくるとは、思わなかった。。
素晴らしいエンディングであった。
心の準備が(感動の心構え?が)できておらず、唖然…とするしかなかった。。
エンディングは本気出していた。
シリーズ史上最高のラスト。
舞台となる地方は思いのほか広く、作品として結構なボリューム。
しかし今回はテーマがよくわからない。
というか、ない。!(公式には)
そのため、何かしっくりこない。
あえてテーマ付けするとすると「生産と消費?」「再生と破壊?」「生と死?」
…生と死とする。
ならX=ゼルネアス=生、Y=イベルタル=死。やはりよくわからない。
それに関してはBW、DPもよくわからなかったので、それでも納得できないことはない。
で今回もまた新たなポケモン、新たな技、新たな道具が存分に加わっています。
前作までの全てのポケモン、技、道具も収録されている。
そしてそれらは本作のみでだいたいコンプリートできるようになっている。
まだ行けた。。
過去5作+今作で、6作分のデータが全部入っているわけです。。
更なる大ボリューム。
3DSになったとはいえ…容量に無理はないのか?
一体いつ 「限界」に達するのか?
まあさすがに加わったポケモンの数は前作のように膨大な数ではない。
過去最低となる69匹。(とはいってもメガシンカ形の数〈48匹{ORASのものも含む}〉を足すと117匹)
旧作のポケモンもよく登場する。
今後のことを考えているようで、多少安心感を感じた。
前作は最後のサービス的な感じだったのか?
そして今回もまた前作のポケモンを連れてくることが可能。
しかし前作、前々作、前々々作同様、前作から本作に連れてくることは可能だが、逆は不可。
終わった作品に連れていく必要性などない!と見て無理に前作に連れていけるようにはせず、またまた逆はできない仕様にしてしまったか。?
そして今後はこの形をいつまでも続けることが確定的に。
wifiに関してはもう文句なし。
がくしゅうそうち(新仕様になり旧作のものとは違う)の存在により、あまり楽しめなくなってしまったのは残念。
普通に進めているだけでもレベルが上がりすぎて、強敵(ボスにあたる)トレーナー戦も楽々勝利できてしまう。
殿堂入り時の手持ちポケモンのレベルは総じて80を越しているという信じがたい事態に。
ゲームのバランスが崩壊。チート。
これでは戦闘を楽しめない。
がくしゅうそうちを使用せずにやれば良いわけだが…
でもやはり、あるからには使わずにはいられない。。
ゲーム初心者に配慮したものなのか?
最後に大きなアピールポイントであったメガ進化(いやメガシンカ)に関して。
評価は低いですが、個人的には悪いとは思わない。
メガシンカ形ポケモンのデザインは素晴らしい。(物凄い)
進化形のさらに進化形的な感じがまさに出ている。
夢を具現化したかのような印象。
これをやると戦闘も盛り上がる。
最初はどことなく子供っぽく微妙かとも思ったが、こんなのはまだまだ。
昔の強いとされたポケモンのさらに進化形的なものが見れることになるというのも、思いもよらないことだった。
まさかのそれ以上の強さに。。
なかなかのアイディア。
本作はグラフィックの線やBGMの感じが何かあれ。テーマもない。
よくよく見ればたいして微妙でもないが、それでもどことなく何か微妙さ?がある。
だが“アニメが素晴らしかった”というのもあってか、特に本作に悪いイメージはない。
むしろかなり良いイメージ。
BGMもアニメアレンジが秀逸だったことにより印象が良くなった。
次作を見てや如何にまた本作の良さを大いに感じさせられた。
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ポケットモンスター サン・ムーン
グラフィック | : | ★★★☆☆☆
| BGM | : | ★★★★★☆
| 面白さ | : | ★★★★☆☆
| ボリューム | : | ★★★★★☆
| 総合評価 | : | ★★★★★☆
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ハード | メーカー | ジャンル | 発売日 | 売上本数 | 難易度 | 海外版タイトル
| 3DS | 任天堂 | RPG | 2016.11/18 | 377万本 | 高い | Pokémon Sun and Moon
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これまでの固定概念を崩し、何でもあり路線へ。。
ポケットモンスターシリーズの7作目。
7作目はどんな作品になるのか?
予想できない。
ここまで来ると何でもありだろう。言えることはそれだけ。
タイトル…
色名でも宝石名でもないが、その(どちらでもない)領域は前作で開拓しているので、もう違和感はない。
良い感じのタイトル。内容も良い感じになりそうなオーラがある。
しかし、内容の詳細を知った時は微妙な心境に。。
南国が舞台、あらゆるものが南国風、明るい世界観…という。。
これまではそういう、世界観そのものを左右するテーマのようなものはなかった。
これは異質な作品になる。
主人公がこれまで例を見なかったほど子供っぽい。
その点も微妙。
この時点で異質作だが、なんと、ゲームの基礎的なことまでも…これまでと違う。
1作目から恒例であった例のテンプレートが、適応できない作品が7作目にしてついに来た。。
そんなでこれは7作目にしてシリーズ中初めて、良さそうだとは思えなかった。
だが長年続けてきたこれまでの形を崩してまでして形作った内容。
案外良いのではないか?とも思ったり。
8つのバッジならぬ4つのスタンプを集め、ポケモンリーグならぬ島チャンピオンを目指す。
その間、行く先々で悪の組織と遭遇し、やつらとの戦いにも決着をつける。
(今回の悪の組織はこれまでのようにストーリーを形作る主要な存在ではない)
内容をこれまでの感じで言うと、こうなる。
詳しく言うと、4つの舞台で4人のボスを倒すことを目標とする。
各舞台には中ボスもおり、それを倒さなければボスに行き着けない。
中ボスは2種類いる。(そのうちの1種類とは直接戦わない)
こういった形。
これが“本編”の内容で良いのか?採用されたということは、良いということ。
もう本当に何でもあり。
即ち(DP以上の壮大な規模はありえないが)「ストーリーのネタが尽きることはもうない」ということを思い知らされた。
ネタが永遠となると、頂点はない。高みへは進んでいかない。
微妙な感じ。
ただポケモンのネタが尽きる可能性は否定できない。
何でもありだとは思っていたものの、ここまで従来の形を崩してやってしまうというのは、さすがにないかと思っていたので、これには驚き。
グラフィックは、前作同様3D。
当然だ。(ドットに戻るようなことはまず考えられない)
で前作で気になっていた輪郭の線はというと…ない。
完成された感のある見栄えになり、良い。
これなら不満はない。
また、「人」のグラフィックに変化がある。
前作は顔と胴体のバランスをドットのころに近い感じ(基本3頭身)にしていたが、
本作ではドット時代を意識するのをやめ、そのバランスをよりリアル(基本5頭身)にしてある。
前作とハードが同じでありながら、そういう面でグラフィックがより良くなった感じ。
すぐにこのように普通の3Dにするのなら、前作のグラフィックは何だったのだという感じ。
何を思ってあれを採用していたのか?
このシリーズをやり続けてきたプレイヤーを、徐々に慣らそうとし、その徐々にの段階であったのか?違うか?
もしそれなら、もう少し2D時代のグラフィックに寄せて欲しかったもの。
BGMはというと、変に変わった方向へと向かうことなく、従来通りの感じに戻ってきたかという感じ。
グラフィック、BGMに関しては今度は、悪くはない。
でも、もっと行けるだろう。
ハードが前作と同じなので、似通った点があるとも思いきや、全くない。
前作までとはそもそも基礎が大幅に違い、コンセプトも全く違ったりで、前作と結び付く印象が全くない。
DP→BWも(ハードが同じでありながら)結び付く印象が薄かったが、その比ではないほどに薄い。
ジガルデセル、サトシゲッコウガ、Z技?といった前世代のものを本作品中に無理やり取り込んでいるが、そんなこんなで“非常に”違和感がある。。
ハードが同じだから、似通ったものにならないよう内容から変化をつけようとし、このような衝撃の内容になったのか?
それとも、ここでこのシリーズに相応しいとしていた範囲内でのストーリーのネタが尽きたか?
思いきってマンネリ打破を目指したか?
考えられることは、それら。
そんな基礎がこれまでとは大きく異なる本作の肝部分のストーリーはというと、「異空間にいる謎の生物達との葛藤」。
一言でいうと、そうなる。
謎の生物達がこちらの世界で事件を起こし、被害にあった人の心をいろいろと動かし、大事とし、物語ができる。
そこに主人公や伝説ポケモンが巻き込まれ、複雑に絡んでくる。
複雑なようで単純。
単純なようで複雑。
そんな内容。
面白みを添えるためにいろいろと考えた感じ。
BW、XYのようにまたある程度深みを感じられる。
1度そうしたからには、もうそうすることが避けられない感じ?
そこはその路線だが、やはりこれまでにない異質な点もある。
2匹の伝説ポケモンはいるが、その2匹に対応するストーリーのテーマが…ない。
それが薄かった前作もゼルネアス=生、イベルタル=死のように何とかこじつけることはできた。
しかし、本作はもはや無理やりこじつけることすらもできない。
「昼と夜」だと、ストーリーのテーマとは違う。
ストーリーのテーマは、謎の空間、謎の生物でしかない。
どう足掻いても紐づかない。。
この点もまた、これまで(3作目から)の伝統を破った。
何か残念。
悪の組織はいるが、その組織がストーリーを形作る主要な存在ではない…この点も初。
メインの悪の組織を動かす、その上の組織があり、そちらの方が主要な存在。
そちらの方が従来の悪の組織にあたる組織との見方ができるかと思えば、そうでもない。
何せこれまでのような「結局は完全に悪の組織した」となるような組織でもない。
トップの目的を達成するために、横行なやり方をしている一面があった。で終わり。
新しくて面白いので、そこはまあ良いかとも思える。
本作はいろいろと異質。
ちなみに異空間は、異なる世界線へ通じる空間とされるが、かなり重い設定であるにも関わらず、そのことにはあまり触れられない。
作品上では基本、「単に異空間」というような目線で見られる。
異空間というと、これまでの作品の中(4作目)でも登場している。
その異空間(破れた世界)は、こちらの世界を維持する裏方の世界のようなものであった。
本作で登場する異空間とは別の異空間と見るのが自然。
あと謎の生物達のデザインがなかなか。
未知なるもの。よくわからず、恐怖を感じさせるもの。そういう感じがよく表れている。
謎の生物に関しては、どれのデザインも秀逸だと思う。個人的には。
またこのシリーズの長い歴史の中でもポケモン、人以外の生物が登場したことはないので、
凄く異質な感じがしてインパクトがあり、怖くもある。(結局はポケモンになるが)
良い感じ。
しかしこの(ストーリーの)アイディアはどうなのか?
どこから出てきた発想なのか?
今回ばかりは、どうしてもわからない。。
やはり異質。
ともかく、これはまあ悪くないと思う。
今回は明るいのかと思いきや、ストーリーには怖い要素がある。
何かたまらない。
でも“せっかく”なら、この怖い謎の生物達をさらにもっと派手に謎めいた恐ろしい存在に見せ、
もっと壮大な葛藤を見せてほしかった感がある。個人的には。
もっと微妙な点は、タイトル及び本作のイメージとして用いられている太陽・月が、本作(の舞台)の伝説ポケモンというだけであって、
「ストーリー」の大きなポイントにはなっていないこと。
ポイントは謎生物。
せっかく良いイメージなのに、もったいないと思った。
何か微妙だと思えば、そこ。
もっと太陽と月をキーポイントにしたストーリーにしても良かったと思うが…なぜにこうしたものか?
考えられない。
実は中身は、宇宙を感じさせる神秘的なタイトルからは想像つかないようなもの。宇宙とは真逆の世界観。
期待させられるタイトルでありながら、この様。
タイトル詐欺感がある。
謎の異空間=ウルトラスペース 謎の生物=ウルトラビースト
あとは大きなアピールポイントであった例の技に関して。
これは、新要素として無難だと思う。
「進化の凄いもの」を前作でやったわけだ。
次はどうするのか?と考えると…ハッとくるのは技。
「技の凄いもの」。即ち、必殺技。
このシリーズ作品で、それを取り入れてみると。
よく考えてみると、自然な成り行き。
この技に関しては、本作の世界観ならではな感じではない。
これに関しては異質ではないと思う。(本作の異質なイメージを受けるも、惑わされません)
ただ踊りが入るのは(そこは)まさしく、明るく陽気な雰囲気の本作ならでは。
必殺進化同様、これをやると戦闘が盛り上がる。
技名が物凄い強そうな上、技のアニメーションも「強そう」そのもの。
繰り出すと気持ちいい。
自然な成り行きとはいえ、個人的には、これもなかなか良いアイディアだと思う。
ORASのコンテストの必殺技と被る感じになってしまったのは失敗か?
しかしなぜ「Z」技という名称なのか?
メガワザなんかなら、わかるのだが。
謎の名称。
構想があったはずだが没になった前作マイナーチェンジ、Zの追加要素になる予定であったもの?
ほかに、間違いなくZの要素になるはずであった要素が取り入れられたりしているので、普通にありえる。
これは↑で言った通り、本作らしい要素でもないわけであるし。
Zということは、本来はジガルデと何か関連があったのか?
Zの要素だとすると、なぜにその名称をそのまま採用したのか?
転用にあたり、別のそれに見合った名称に変えても良かったはず。
後々ジガルデと関連付けることも考えていた?いつでも関連付けられるようにしたつもりとか?どうなのか?
で今回もまた新たなポケモン、新たな技、新たな道具が存分に加わっています。
前作までの全てのポケモン、技、道具も収録されている。
そしてそれらは本作のみでだいたいコンプリートできるようになっている。
過去6作+今作で、7作分のデータが全部入っているわけだ。
また更なる大ボリューム。
前作とハードは変わっていないわけだが…まだ限界に達しない。
加わったポケモンの数は、前作同様またさほど多くない。(謎生物12匹含め80匹)
メガシンカ形の新加入がない分、過去最高に寂しいとも認識できる。
これからの新作はポケモンをあまり増やしすぎないこの路線でいくこと間違いなしか。安心だ。
そして今回もまた前作のポケモンを連れてくることが可能。
しかし前作、前々作、前々々作、前々々々…とこのことにはもう触れる必要はないか。割愛。
システムに関してだが、近頃は、しだいに努力値の上げ下げ、レベルアップなどを楽に(スピーディに)行えるようになっていっている。
育成が総括的に簡単になってきた感じ。
本作では、もうかなり楽かつスピーディに育成がやれるようになった。
もはや捕獲時、性格だけ選ぶようにすれば、その他のあらゆるステータスはあとからどうにでも変えられる。(ステータスの存在意義が薄れた)
昔、筆者は「多大なる時間を要し、努力することで強いポケモンができることに深みがある、そこが良い」みたく思っていたが、
その考えは変わってきた。
人から時間を奪うのは良くない。
逆にスピーディにやれることが良いこととも思える。
たまたまだろうが、こちらのその考えの変化に伴い、このシリーズ作品のそのシステムも変わってきたことは個人的には嬉しく思う。
旅パーティを戦闘要因として育成することをしている(詳細→旅パーティ)点からしても、嬉しい。
もはや完璧に、旅パーティを戦闘要因に転用できるようになった。。
WiFiに関しては、相変わらず文句なし。
理論的にプレイし、理論的に育成をやってきた身からすると、対人戦は面白くてたまらない。
この作品そのものは、良いか悪いかというと…微妙。
ストーリーには良い点がある。
グラフィック、BGMも前作よりは良くなった。
しかし明るく陽気で異質。
本気モードな感じがしない。
ストーリー、グラフィック、BGMは残念さを覆すほどまで良くはない。
さすがにあれでは覆るはずもなかったので当然。
しかしながら良い点もあるわけだ。
そんなであからさまに悪いとも言い切れない。
評価は微妙。(このシリーズ作品的に見た評価)
個人的な話になると、やはりこの世界観、異質さからして、この作品が好きとは言いがたい。
この世界観をこれでもかというほど誇張したアニメがまた、派手に変な印象を植え付けてしまっている。
ゲームもそれほどではないが、今回は(〈自分らのような〉長年プレイし続けてくれているプレイヤーよりか)主に“子供受け”を意識している感がある。
昔の子供ではなく、今の…
そのことは否めない。
受けたのかどうかは謎。
(注意:この作品をプレイしたのは何年も前。ストーリーの内容などに関して、うろ覚えな点があります。
正しくないことを書いてしまっている可能性もなくはない)
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