● 【第四部:白宇宙】 ●

そしてついにトンネルを抜けた。 ハニアド『おおぉぉ~』 とげタル『な、何なんだ…ここはぁあ!』 そこは間っ白で明るく、幾何学的な形の惑星が無数に存在するとても不思議な空間であった! ハニアド『まさか…もう一つの宇宙?』 とげタル『宇宙までたくさんあったりとかするのかぁ?』カシャカシャ ハニアド『その可能性は高いな…。』 とげタル『感動したなこりゃ。』カシャカシャカシャ ハニアド『人生一の感動だ!』 とげタル『てかこの空間…どのくらいの広さなんだろ。』 ハニアド『果てしなく広いみたいだからな……。       …まぁ~宇宙の果ても見つけたぁことだしぃそろそろ引き返すか。       この先はまたいつかな。』 とげタル『い~ぼ~けんだった。』カシャカシャ ハニアド『無事でよかったよ。』 とげタル『って!もう夜中の1時だぞ!』 ハニアド『マジか!速攻で帰るぞ!』 とげタル『みんな心配してるな…。       なんて言い訳したらいいんだろ。』 ハニアド『てか朝までに着けるかどうかも分からん!』 とそんなことを話していたその時、スペースバードが何者かに爆撃された! とげタル『ど、どうしたんだ!』 ハニアド『なんだってんだよ~』 とげタル『な、な、な、な、な、な、』 ハニアド『!!そんな!!』 スペースバードは操縦不能になり、不思議な惑星に墜落した! とげタル『く、苦しい…』 ハニアド『つ、潰れる…』 その後すぐに巨大な飛行物体が現れ、中から数人の白宇宙人が現れた。 白宇宙人達はとげタル達を捕まえ、飛行物体の中へ持ち運んだ。 スペースバードの外に出てしまったとげタル達は地球とのあまりのギャップに対応できず、意識を失ってしまった…。 … 気が付くととげタル達はどこかの監禁室の中にいた…。 ハニアド『こ…ここはどこだ…。       …こいつ誰だ? なんで倒れてんだ?』 とげタル『ふぁ! 生きてる??       なんだお前。これから何する!』 ハニアド『は? 俺はどこにいるんだ?』 とげタル『俺こそ。』 ハニアド『……と…とげタル? お前とげタルなのか?』 とげタル『…だぶんそうだ…       ってハニアド?』 ハニアド『もしやこれが俺の体…そうか…俺達の体は改造されてしまったのか…。』 とげタル達の体のあちこちに機械が埋め込まれていた…。 とげタル『そぉ、そぉ、そぉ、そぉんなぁ…ぁ…。       …       現実を信じられない…       全ては俺のせいだ…』 ハニアド『俺にも充分責任がある…。       …       …でもまだ俺達はここに生きてるんだ! ここから抜け出して地球に帰ろう!!』 ハニアドは謎の物質でできた透明な壁に向かってパンチした。 すると透明な壁はぐにゃぐにゃになって穴が開いた。 とげタル『…こんなにやわらかかったのか?』 ハニアド『いや…俺の力がなんか凄いんだ…。       妙なほどに力が湧く…。』 とげタル『そういや俺もそんな気が…。』 ハニアド『とにかく急いでここから逃げ出そう!』 とげタル達は急いで屋外へと向かった。 とげタル『俺達ってこんな足速かったっけ?』 ハニアド『いや、こんな速かったはずはない!』 屋外を出るとそこは淡いカラーの交じり合った角張りのない、うにゃうにゃとした都市であった。 ハニアド『すっげ~街だなおい。』 とげタル『見とれてる場合じゃないぜ。』 ハニアド『てかあれ…大丈夫だな…。』 とげタル『大丈夫って…。』 ハニアド『この空間はとても地球人が生きてられるような空間ではなかったはずだが…。』 とげタル『俺達、口から呼吸してるか?』 ハニアド『してる気がしない…。』 とげタル『あらゆる感覚がおかしいし…。』 その時! 塀の横から白宇宙人達が現れ、とげタル達を捕まえようとしてきた!。 ハニアド『気付かれたか!』 とげタル『逃げるぞ!』 とげタル達は反対へと逃げ出した。 しかし、反対側からも白宇宙人達が現れ、白宇宙達に挟まれてしまった! とげタル『くっそ!』 ハニアド『こうなったら!』 とげタル達は白宇宙人達に力ずくで反撃し出した。 ハニアド『おりゃ~!』 とげタル『うぇ!!』 とげタル達は反撃を続け、ついに白宇宙達は皆倒れ、動かなくなった。 とげタル『ま、まさか俺達がこ、こんな強いなんて…。』 ハニアド『最初から逃げないで戦ってればよかったぜ…。       あいつら…こんな何にでも対応できるような体にしやがって…俺達を動物園の見せ物にでもしようとしてたのかぁ!』 とげタル『てかバカだよな! あいつら。       俺達を自分らじゃ適わない強さにしちゃうなんて…。』 ハニアド『俺達がよっぽど脳なしに見えたのか何なのか…。       まぁとにかくここから非難しよう。』 とげタル達は街中にいる白宇宙人達に気付かれないように少しずつ監禁されていた建物から離れていった。 だが気付かれてしまい、襲いかかってきた! とげタル『くっそ!』 ハニアド『何か武器を装着してやがる!』 とげタル『どうする?』 ハニアド『…ん?』 その時、とげタル達の目に放置されていたUFOが飛び込んできた。 ハニアド『もういい!あのUFOで逃げるぞ!』 とげタル『大丈夫なのかよ!』 とげタル達はUFOに乗り込み、急いで発進させた。 ハニアド『うりゃ~!』 とげタル『残念だったな!』 UFOはなんとか飛び立ち、白宇宙人に絡まれることなく済んだ。 ハニアド『助かったぜ…。       なんて危険なんだここは…。       ぶっ倒せたかもしれないけどな。       まぁよし、このまま地球に帰るぞ。』 とげタル『帰り道わかるのかよ!』 ハニアド『いや…。       まぁとにかく遠くに行こう。』 とげタル達はどこまでも遠くへと進んでいった。 ハニアド『果てはどこなんだ…。』 とげタル『もっと速度上げられないのか?』 ハニアド『これが限界だ…。』 長時間さ迷い続けた。 ハニアド『燃料が少なくなってきたな…。』 とげタル『燃料なんてあったのか!』 とげタル達が不安を抱き始めていたその時… とげタル『あれわっ!』 ハニアド『トンネルじゃんかっ!』 とげタル『良かった…。       もう果てだったのか…。       あそこを抜ければ宇宙だよな。』 ハニアド『たぶんな…。』 とげタル達はトンネルの中へと入り、奥へと進んでいった。 ハニアド『宇宙でありますように…。』
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