◆ 動物の内面について ◆

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動物への対応講座動物内面探求学子供大人境学動物内面考察理想の動物内面論

人とは若干違う動物達の内面…それはどのようなものか?その答えを示す。

筆者のよく知る数匹の参考組(MKSC4)を参考とし、考察する形式。
長きに渡る筆者の知見が詰まった内容でもある。
動物の内面について知ることにより、動物に対し、動物と自分、互いにとってより良い対応ができる。
それができるようになることが、本研究の最もな目的になる。
調べればいくらでも見つかるような情報は、極力記載せず。
MKS4=猫 C=犬。

- 人生 -
- 感情 -
- 好み -
- 基本苦楽 -
- 習性 -
- 能力 -



人生

- 理想(仮説) -

まず生物の生きる意味は生きること。(詳細→生きる意味)
この世に生物が生きている状態を保つために、各々の生物は生きようとする。生きていたいと思う。
生物の内面にはその存在の面白みとして苦楽が与えられており、極力楽の方で生きていたいと思う。
それだけ。
楽に生きている」(略して「楽生」)が生物の理想。
生物の人生における理想。
知らず知らずどの生物も自ら本能的に目指している人生。
単純。
人間も生物なので、生物として当然のようにわかること。
動物と言われる生物は、人間寄りなので特にわかりやすい。
人間も、理性的でないタイプの場合は単純で同じ。即ち動物に近い。
大多数の人間は、それに加え、夢、目的達成へ向かって歩むことが理想。
具体的に夢・目的を持つのは人間だけ。
それを除いたら人間もその他の生物と同じになる。
人間はその他の生物に対し、「楽に生きている」を意識し続けていれば良い。
それがその生物の人生の理想のサポートになる。
「楽」には楽しい嬉しい好き含まれ、逆の「苦」には苦しい怖い嫌いが含まれる。
「生きている」に関しては、ずっと生きていることは今のところ不可能なので、実質「長く生きる」という意味になる。



感情

参考組の各感情を感じている時を挙げ、考察。
感情の大きさの順に並べた。
人間のように感情を理性で抑えたりすることはないので、そういう意味でわかりやすいことはわかりやすい。
その反面、特定のことに関しては感情を本能で抑えることもある。そういうことはわかりにくい。



 - M -

- 喜び(楽) -
食べる外に出る暖かい抱かれる

高度なことはできないので、こういった単純なことだけが喜び。
喜びは楽しみであり、快楽でもある。
「抱かれる」は、「顔の周りを掻いてもらう」がない代わり?
神は穴を埋めるものを授けてくれるのか?
それで喜ぶことがわかった時、そんな神秘的なことが脳裏を過ったもの。

- 恐怖(苦) -
怖いもの犬、猫大型車
怖い状況どこかへ連れていかれる付近に怒っている人がいる濡れる

自分よりも大きな動くものは怖い。まあ当然。
疑問なのは雪。
知識がないから、だろうか。
猫は、子猫でも恐れることがわかった。
ほかにもあり。危機を感じるものは当然何でも怖い。



 - K -

- 喜び(楽) -
食べる顔の周りを掻いいてもらう暖かい

Sと同じ。

- 恐怖(苦) -
怖いもの掃除機
怖い状況どこかへ連れていかれる付近に怒っている人がいる濡れる

掃除機は、環境の変化を期に怖くなった。



 - S -

- 喜び(楽) -
食べる顔の周りを掻いてもらう暖かい

- 恐怖(苦) -
怖いもの
怖い状況どこかへ連れていかれる付近に怒っている人がいる濡れる

怖いまではいかないが、下半身を触れられることが並以上に苦手。



 - 4 -

- 喜び(楽) -
食べる親兄弟と触れ合う

- 恐怖(苦) -
怖いもの親兄弟以外の生き物、機械の動き全般物音
怖い状況逃げ場がなくなる

MKSと同種ながらも、彼らとは大きく異なる。
これは置かれた状況下の違いによる。
こういうケースもあるということを覚えておきたい。



 - C -

- 喜び(楽) -
食べる解放される暖かい

とにかく食べる時。
解放されると食べれる。暴れられる。

- 恐怖(苦) -
怖いものあまりない
怖い状況どこかへ連れていかれる

自分が強いと、やはり怖いものが少ない。



基本、楽にあたることをさせ、苦にあたることを回避させられるように心がけていると良い。
そのためには、何が楽で何が苦かを、このように明確化すると良い。↑↓これらがサンプル。
苦楽は同じ種でも個体ごとに多少違いがあるため、個体ごとに把握・明確化するのが最善。
その個体の苦楽がよくわからない場合、種の大多数に共通する苦楽に基づいて接するのが最善。
即ち種のだいたいの共通苦楽の方も知っておくと良い。
種の大多数もわからない場合、動物の大多数に基づく…。
分類が広域になるほど、適切でない可能性は高まってしまう。
種の大多数は、参考組の苦楽↑↓を見るだけでもだいたいわかる。
種の大多数をよく知らないと、個体の特異性もわからない。動物の大多数をよく知らないと、種の特異性がわからない。
特異性は魅力でもあることが多いため、それがわからないと損。
即ちそういう意味でも、それはよく知っておきたいもの。
この種や動物全般のだいたい(大多数)の共通苦楽を「基本苦楽」と呼ぶ。
基本苦楽の詳細は基本苦楽↓を参照。



好み

参考組の好みを挙げ、考察。
これらは苦楽でいうと、楽にあたるもの。
これらも「楽」の一種。
そう思って良い。



 - M -

- 目を引くもの(楽) -
小さな生き物音が出たり動いたりする機械ふさふさした赤色の小物画鋲スーパーボール動くヒモ
光のまとまり猫じゃらし天気予報の棒マウスポインタ来客

小さな生き物ネズミゴキブリハチハエクモ

鳥は基本小さくはないが、最も目を引くもの。
これらに目を引かれる(興味を持つ)のは狩りの本能があるからだろう
「種特有」のもの。
狩りは好きでするものでもない。
即ち好きで目を引かれているのかどうか疑問。
ただ本能として根付いていることは好きなことなのかもしれないし、見るからに「生きるためにしかたなくしている感じではない本気感のない狩り」を含んでいる、
何もしなくても申し分なく食料をもらえるというのに生きるためにしかたなくそれをしないていけないと思ったままでい続けるとも考えにくい。
これらのことからして、「好きでしている」と考える方が自然。
即ち、これは好き(楽)の部類とした。
ふさふさした赤色の小物←これは謎。

- 好む食べ物(楽) -
魚介類猫用食弾性食乳製品肉類

魚介類エビ・カニマグロ・トロ・サーモン・ウナギ・サケ・シラス・イクラ…
猫用食ドライフードウェットフード
弾性食チクワカマボコハンペン
乳製品バターチーズクリーム
肉類鶏肉ハムシーチキンその他
その他

最も好反応を示すものはエビ。
栗が意外。
カツオ、マタタビはさほど好まない。



 - K -

- 目を引くもの(楽) -
小さな生き物(ネズミ、トカゲ、カマキリetc.)動くヒモスーパーボール

わりとこれは普通だった。

- 好む食べ物(楽) -
魚介類乳製品猫用食、犬用食肉類

魚介類海苔トロウナギサケエビカニ
乳製品バターチーズクリーム
猫用食マタタビドライ・ウェットフード
肉類鶏肉その他

海苔が特徴。
それが生まれてすぐのころから圧倒的1位。
それを除くと、ほぼ種の大多数の形。



 - S -

- 目を引くもの(楽) -
スーパーボール

少ないが、少しは種の気質も持つ。

- 好む食べ物(楽) -
乳製品魚介類猫用食肉類

乳製品バターチーズクリーム
魚介類トロウナギサケエビカニ
猫用食マタタビドライ・ウェットフード

案外こうだった印象。



 - 4 - ○

- 目を引くもの(楽) -
猫じゃらし小さな生き物

- 好む食べ物(楽) -
①その他全て②猫用食

必死な食べ様からしてもしやと思い試してみたら…本当にこの結果で驚き。。
犬と同じ。
世の猫全体で見たら、この類の方が多い可能性も。



 - C -

- 目を引くもの(楽) -

猫同様、同種には過剰なほど目を引かれる。

- 好む食べ物(楽) -
全て

順位を決めようにない。
好きや嫌い次元ではなく、「食べること」自体を好む印象。
また口が大きいので豪快。
味わわないため、味を気にせず気安く与えられる。



基本苦楽

種の一般的な苦楽の形。
特異性、魅力の把握に役立つ。
なぜこの形なのか?
その疑問に対する答えはなかなか導き出せない。



- 猫の基本苦楽 -

- 喜び(楽) -
食べる顔の周りを掻いいてもらう暖かい

- 目を引くもの(楽) -
小さな生き物動くヒモスーパーボール

- 好む食べ物(楽) -
魚介類乳製品猫用食肉類

- 恐怖(苦) -
怖いもの掃除機
怖い状況どこかへ連れていかれる付近に怒っている人がいる濡れる

最もこの形に近い参考組はK。



- 犬の基本苦楽 -

- 喜び(楽) -
食べる解放される暖かい

- 目を引くもの(楽) -

- 好む食べ物(楽) -
全て

- 恐怖(苦) -
怖いものあまりない
怖い状況どこかへ連れていかれる

C以外をあまり知らないが、これで良いか?




習性

それぞれは、そういう内面の生き物。
右はその習性を持つ理由。
○は本能とみられるもの。
ほとんどの習性に本能の可能性はある。



 - MKSC -

戸を開ける 開ければ通れるから。
そのことを把握し、覚えている。
基本片手で開けるが、固い場合は両手で開ける。
食べ物があった場所にまた食べ物がないかどうか確認する 食べたいから。
そこにまた同じ物がある可能性が高いことを把握した上で、場所を覚えている。
嫌なことのあった場所に近づくのを躊躇う 具体的に言うと、湯の張っていない浴槽を怖がる(M)、
怖い動物がいるのを何度か見た場所をいない時でも恐れる(MKS)…といった具合い。
そこが嫌な場所だったことを覚えている。
当然、また嫌な思いはしたくない。
怖かったものを何でもない時でも怖がる 具体的に言うと、いかなる時でもキャリーケースを怖がる(SC)、
大きい音が鳴ったり風が出たり動いたりするもの(ドライヤー、髭剃り、笛等)を
電源が入っていなくても人が持っていなくても恐れる(M)…といった具合い。
怖い機能のあるものだということを把握し、覚えている。
当然、また怖い思いはしたくない。
人に対する反応が人に応じて違う 苦楽を伴う何かをしてくれること、してくることを把握し、覚えているから。
喜ばしいことをしてくれる、してくれたことがある人とそうでない人なんかとでは会った時の反応が明らかに違う。
当然、好反応なのは前者。
特に飼い主は基本大いに前者なため、その他の人との反応の違いが顕著に出る。
人でない動物に対しても、反応が違う。
同居の動物とそうでない動物とで会った時の反応を見比べてみれば一目瞭然。
個々の人、動物に対して別々の想いがあるということ。
単純なこと以外では憎しみを持たない 思考力が低いから。
人に要求していることをスピーディーに叶えてもらえないようなことがあっても、その人を憎んだりしない。
最終的に望みを叶えると、「やっと叶えてもらえた、嬉しくてしかたない」となる。
そのケースだとボルテージがたまっている分、喜びも大きい。
叶った瞬間にそれまでの不満は吹き飛ぶ。不満が残るようなことはない。
憎むような思考に至らない。
順な子供のよう。



 - MKS -

動くものを取ろうとする○ 生きるために狩りをしている。
生きる上で狩りが不要でも、狩りの対象(獲物)が食べれなくても、ついしてしまう。
癖のようなもの。
狭い場所に入る○ 獲物がいそうだから。
いないとわかっていても、つい入ってしまう。
癖のようなもの。
高い場所に上る○ 安全で安心だから。
低い場所でも安全だとわかっていても、つい上ってしまう。
癖のようなもの。
行動範囲を決める○ どこに何があるのかを覚えられ、それがわかるので安定して生きやすいから。
体を舐める○ 体が綺麗になるから。
これをしないとだめなわけではないが、する。
砂の上で排泄する○ 排泄物を砂で隠せるから。
排泄物は嫌がられるものと知覚している。
弾力性のあるもの、柔らかいものの上で寝たがる 体重が吸収され、重力でぶつかっていても体が痛くなりにくく、寝心地が良いから。
そこを心地良いと把握し、覚えている。
寒い時は毛布などの上や下で寝る 暖かさを感じやすい素材だから。
そのことを把握し、覚えている。
暑い時は冷たい足場の上、暗い影の中などで寝る 冷えているそれらの場所にいると多少体が冷え、涼しい。
そのことに気づき、把握し、覚えている。
良いと思った寝床、気に入った場所に再び訪れる 単純に良かったから、気に入ったから。
また行けば、これまで同様に楽を感じれることを覚えている。
全く別の場所にいて数日ぶりに帰ってきても、数日前までと全く同じように気に入っていた寝床へ行ったりも。(M)
家に帰ってきた人を見ずに判別する 判別できるから。
見なくても、誰なのかわかる。
足音で判断しているのかと思いきや、それがなくてもわかる。
まともな能力を持つ人間でも、それではわからない。
どうやって判断しているのか?
これは、個人個人がよく立てる音の特徴を細部まで覚え把握しており、僅かな音の違いで見分ている。
それには主に聴力を活用している。のではないかと見ている。




能力

参考組の各能力の水準。
同種でも多少個体差がある。



    - M -

★★☆☆☆
走力★★★★★
ジャンプ力★★★★★
瞬発力★★★★☆
知力★★★☆☆



    - K -

★★☆☆☆
走力★★★★★
ジャンプ力★★★★★
瞬発力★★★★☆
知力★★★☆☆

種の基本形。



    - S -

★★☆☆☆
走力★★★★☆
ジャンプ力★★★☆☆
瞬発力★★★☆☆
知力★★★☆☆

身体能力低め。



    - 4 -

★☆☆☆☆
走力★★★★★
ジャンプ力★★★☆☆
瞬発力★★★★★
知力★★★☆☆



    - C -

★★★★☆
走力★★★★☆
ジャンプ力★☆☆☆☆
瞬発力★★★☆☆
知力★★★☆☆



- 人間の基本水準 -

★★★★☆
走力★★☆☆☆
ジャンプ力★☆☆☆☆
瞬発力★★☆☆☆
知力★★★★★



動物の人との主な違いは、知能(知的能力)の水準。
「知能水準の違いが人間との違い」とも言える。
どちらも同様に知能を持つわけ。違いはその水準。
知能が動物寄り(低い方)の人間は、動物に似ている存在。
考えられず、考えに基づいた行動の推し・抑制が少ないため、動物のように純粋に感情や要求に基づいて動いたりする。
知能がある程度以下だと「動物と同じ」とも見れる。
ある程度以下のその知能(動物並みの知能)の動物的な人間は、いくらでもいる。
しかし逆の人間並みの知能の動物は、一切いない。
上は下を兼ねる。下が上を兼ねることはない。
大小の関係と同じ。
動物は知能が上がればそれだけで人間的になる。
人間は知能が高いだけ。
「動物の知能が低い」という見方は、人間視点でしかない。
人間以外の視点で見たら、動物の知能が低いのではなく、人間の知能が高い。
知能以外の能力(身体能力、感覚の能力など)に関しては、動物は人間より秀でていることも多い。

習性↑の「弾力性のあるもの、柔らかいものの上で寝たがる」、「寒い時は毛布などの上や下で寝る」、「暑い時は冷たい足場の上、暗い影の中などで寝る」、
「戸を開ける」、「人に対する反応が人に応じて違う」、「良いと思った寝床、気に入った場所に再び訪れる」、「食べ物があった場所にまた食べ物がないかどうか確認する」、
「嫌なことのあった場所に近づくのを躊躇う」、「怖かったものを何でもない時でも怖がる」などからしてみて(本能によるものは学習して得たものではない即ち知力というのか微妙)、
少なくとも猫、犬に関しては自力である程度身を守れ、楽に生きれるくらいの記憶・学習能力はある。
まあ当然。
記憶は明らかに数ヶ月保持していることがある。
数年保持していることもありえる。
生物は当然だが、喜ばしいこと、嫌なこと(苦楽)に基づいて行動する。
言葉がなくても、行動から苦楽を読み取れるし、苦楽から行動を読み取れる。
そして行動からある程度の能力を読み取れる。能力から行動も読み取れる。
苦楽、能力を読み取りたければ行動に注視、行動を読み取りたければ苦楽、能力に注視だ。
この関係を「苦楽・行動・能力の関係」と呼ぶ。
「食べ物・人・敵・寝床」を巡る行動から「能力」を読み取りやすい。
動物全般に言えること。



参考組が犬猫だけ…だが、動物全般その内面はだいたい共通する。
一般的にあまり動物とは呼ばない小動物となると、知能が低いため何というとか、「内面の内容は↑これをベースに全体的に薄くなる感じ」と捉えて良い。

苦楽が理解できても、動物は水準の低い存在だからとどうなってもよく思う。
そういう気持ちが人には皆ある。
それが社会の決まりのようになっている惑わされている良くない。
自然界に動物の中で人間だけが格別に偉い設定、人間が動物の中心だという設定などないはず。
嫌いな人、知らない人なら苦しんでもいいと思うことともある意味では同じ。



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